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東方逃現郷
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1 :幻月(東方旧作)
2016/09/26(月) 00:36

この日記は、茶室グループの三人姉妹が茶室にて展開している、
東方のオリジナルリレー小説の保管庫になっています。

メインキャラ紹介…>>2>>3>>4
本編…>>5

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2 :幻月(東方旧作)
2016/09/26(月) 00:39

『幻月』
【ステータス】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃【弾幕】4 【武技】4 【魔法】4 【情報】3
┃ 幻想郷に迷い込んだ『ライゼス』と『アイリス』の二人の前に現れた、
┃ 誰もその正体を知らない謎の少女。自称悪魔。
┃ その物騒な自称の割に、性格は温厚で情に脆く、面倒見も良い。
┃ 一方、他に手段がないと成れば戦うこともあまり躊躇わず、ある程度の妖怪なら単独対処可能。
┃ はぐれてしまった双子の妹を探し出すという目的はあるものの、根本的にお人好しであるため、
┃ 自分の目的はとりあえず二の次にして、ライゼスらの目的に協力している。
┃ 
┃ 【能力】
┃○幻を操る程度の能力
┃ 様々な幻を展開する能力。本来と比べて大幅に精度が落ちているが、それでもかなり精密。
┃ かなり応用が効く能力ではあるものの、本人に悪どさが足りないため、使用法は比較的マイルド。
┃ 基本的には、遭遇戦の開幕に使用、即逃亡のコンボで使われる。

┃○二人で一人前
┃ 双子の妹である夢月と二人揃ってはじめて本領を発揮できる。
┃ 夢月とともに行動している場合、全能力が超強化される。
┃ が、夢月と合流した場合、話が終わっちゃうので詳細は割愛。
┃ 
┃○かわいい悪魔 ~ Innocence
┃ 悪魔という種族でありながらして、その対極に位置する容姿と性格を持つ。
┃ 基本的に困っている人を見捨てる、という選択肢がそもそも彼女の中には存在しない。
┃ 結果、要らぬトラブルに巻き込まれたりする、別ベクトルのトラブルメイカー。
┃ 反面、そうした性質は敵を作り難く、基本的には誰とでも友好的に接触が出来る。基本的には。

┃○有翼人種
┃ その背に翼を有し、自分の翼だけで飛行が可能。
┃ つまり、幻想郷特有の不思議飛行とは異なり、どんな状況でも『単独でなら』飛行に困ることはない。

┃○発狂
┃ 本来の能力が発揮できる状態ですら、禁忌に分類される禁断の能力。その姿、まさに最凶。
┃ 使用後は、魔力を使い果たしてしまうため、全能力が半減してしまう。
┃ また、見目もまるで人形のような大きさまで縮んでしまうため、様々な分野で問題が発生する。
┃ 本物の魔女の協力を得るなどして、魔力の再充填が済むまでは元に戻れない。
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3 :ライゼス(創作♀)
2016/09/26(月) 00:51

『ライゼス・グリシエラ』
【ステータス】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃【弾幕】0 【武技】5 【魔法】2 【情報】1
┃  「今」と同じ、人類の発展の限界を迎えて混沌としはじめた時代の、現代人の流れ者。
┃ 存在を忘れられた後に魔性を発症して幻想入りするが、記憶を失っている。
┃ 甘えん坊で我慢強いという正反対の性質を持ち、少々とっつきにくいタイプではある。
┃ 本質的には優しい心の持ち主であるが、そうした不器用な矛盾を抱える内面の影響もあってか、
┃ 冷淡かつネガティブで気難しい一面も持つ。

┃【容姿イメージ】
┃ 昔にロングヘアを断髪したまま毛先だけ整えながら維持しているセミロングの黒髪で、
┃ ちょっとした髪留めとフレームが細く目立たない楕円レンズの眼鏡着用。
┃ 『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむら似。

┃【能力】
┃○鉱物加工品を精錬する程度の能力
┃ 手元の鉱物加工品を、武器として少しずつ性質を作り替えていくよう無意識に再錬成する能力。
┃ 「仮想敵である妖怪を効率良く殺すには」という着眼点のもとに研ぎ澄まされた、人としての本能。
┃ 自身の知識が増え、理解力が深まれば応用力も増していくと思われ、発展性に秀でる。
┃ 一方、現時点では未熟ゆえに使用には知らずのうちに魔力を消費し、
┃ その反動で掌に軽度の炎症を負ってしまうこともしばしば。

┃○鋭敏知覚(魔)
┃ 人ならざる者の魔の気をそれなりに強く感じる事が出来る。
┃ ただし、視認が絶対条件であり、視覚内に入らなければ自身を比較対象とした強弱の判断がせいぜい。
┃ また、感じ取れるがゆえの過剰反応で恐怖に駆られたり、
┃ 防衛行動を取ってしまったりと、トラブルの引き金になる恐れも考えられる。

┃○魔女の智慧
┃ 幻想入りした現代の魔女であり、それに伴う現代知識全般を示す能力。
┃ 現代に伝わる伝承や最新技術、古くからの文献に広く浅く精通し、
┃ それらを根拠とした、現代の魔女の名に相応しい智謀を誇る。

┃○人妖の狭間に立つ者
┃ 人間と変わらぬDNAを持ちながらして、妖怪としての性質を得てしまった存在。魔法使いの在り方に近い。
┃ 「~~程度の能力」を保有するレベルに至った結果であり、妖怪共通の弱点も適用される。
┃ 人に近く、されど実質は妖怪同然という立ち位置は、時にトラブルの火種となりうるかもしれない……。
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4 :アイリス(創作♀)
2016/09/26(月) 00:56

『アイリス・シフォン』
【ステータス】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃【弾幕】2 【武技】2 【魔法】0 【情報】5
┃ 生まれ付きに備わっていた予知夢能力に振り回される少女。
┃ 悪い予知を覆すために自身を顧みずに奔走する友人思いの優しい心の持ち主。
┃ だが、どれほど訴えても信じてもらえず、挙げ句の果てには徹底した無言の悪意に晒された末、
┃ 極度の人間不信に陥り、引き篭もる日々を送ることになってしまった。
┃ ある睡眠中、久しぶりに見た予知は酷く奇妙で目覚める直前に誰かの声が聞こえた気もした。
┃ 「幻想郷は、貴女を歓迎しますわ――」

┃【容姿イメージ】
┃ 長めの赤毛を一本の三つ編みに結った、やや中性的な容姿の少女。
┃ 特にアクセサリーの類はつけていないが、三つ編みを結ぶリボンには微かなこだわりがある。
┃ 『Darker Than Black ~流星の双子~』の蘇芳・パヴリチェンコ似。

┃【能力】
┃○予知夢を見る程度の能力
┃ 夢の中で一定の未来予知を可能とする能力。精度はかなり高い。
┃ が、その高すぎる精度故に一度見た予知を覆すのは不可能、もしくは困難となる。
┃ また、予知でしかないものであるだけに、周囲にそれを信じさせるのも難しいという問題が伴う。

┃○苦痛耐性
┃ 幼少期から見てきた予知を覆すために奔走した結果、身についた精神性。
┃ 無理を繰り返した結果、生傷も耐えなかったため、一定の痛みは無視して動ける。
┃ ただ、決して無理が効くものではなく、日常的な痛みの範疇を超えればその限りではない。

┃○風詠み
┃ 風を感じることで東西南北を読み当て、目標地点までのおおよその距離を測れる感覚。
┃ また、どのタイミングでどの程度の風が吹くかも予測がつけられ、弓の射程も伸ばせる。
┃ 成長の余地が多い能力であり、将来的には一定の風を任意で起こすことも可能となりうる。

┃○印象記憶
┃ 夢視という不確かなものを正しい情報として認識する、それを可能としている事実に付属した能力。
┃ 意識がある現実においても細かい部分に目端が利き、それを覚えていられるようになる。
┃ コンディションに左右されるが、視力を超えて遠目に見る時の、弓の超遠射程の狙いにもプラスに影響する。
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5 :幻月(東方旧作)
2016/09/26(月) 01:09

――さて、何がどうしてこうなったのか……。自問してみても、答えは出ない。
起きたことを振り返るのなら、「たまには館の外にでも散歩に行こうか」と妹を誘って館を出た――と思ったら、
其処は見知らぬ……でもなく、ある程度は見知った世界。
が、問題は自分の知るそれと些か異なるということと……。
傍らに、妹が居なかったという……否、此方は問題どころでなく大問題、超問題である。

実際、ちょっと見失っただけ――というには程遠いことも嫌でもわかる。
まるで身体中に重りをつけられ、鎖で絡め取られたかのごとき不快感。
……妹が側に居ないという、心因性のそれを差し引いてなお巨大なそれに、わずかに眉を顰めながら――。
気怠さに合わせて、緩く翼を一打ちする。それだけでも、身体は重力をあっけなく振り切り、上空へと飛び上がっていき。

「……さて。空飛んだ程度で見つかる範囲に居るなら、困らないんだけど――、ん?」

呟きながら、ゆるりと周囲を見回せば……やや離れた位置にある深い藪が、何やらガサガサと蠢いた、ように感じる――
と、結論付けるよりも早くまた蠢くのが見えた。感覚からして妹ではない。
動く範囲と音からして、内訳は多分、三人。

「三人、三人か……。2対1なのか1対2なのかでだいぶ変わるなー……」

人里の外であることも合わせて推察するなら、おそらく野良妖怪に誰かが襲われている、ということ。
問題となるのが襲われている側が一人なのか、二人なのか。
襲う側が一人であるならどうにでもできるが、二人となるとちょっと骨が折れる。
妹が居れば――とも想うが、其処を愚痴っても始まらない……し。

「……ほっといたら捕食されるの時間の問題だもんね。それ判ってて見て見ぬふりは出来ないよねぇ――悪魔としては」

……万人が首を横に振る理由で自分の行動を決定づければ、今度は力強く翼を一打ちして件の藪の方へと急行する。
一度動き出してしまえば、例え妹が側に居なくとも、幻想の悪魔と称される少女は、自分の行動を疑わなかった。

このお話は、一人の悪魔が帰るべき居場所に戻るだけの物語。