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20 :
宗像礼司(K)
2013/03/10(日) 13：37
本当に幾らでも書けるという証明を。
態々淡島くんに伏見くん見せたのは言わば私のエゴなのです。愛らしいでしょう、そうでしょう。何たって私の自慢の部下ですから。舌打ちや顰められた眉が私の手で、言葉で解けていく様は堪らない物があります。淡島くんとて私にとっては自慢の部下であり愛する存在ですが、彼はまた別だ。それは淡島くんも理解しているでしょう、君以上に優秀な人は中々居ない。頼りにして居ます。
見せびらかして賞賛を浴びさせたい反面、誰の目にも付かない場所へ閉じ込めて繋いで置きたい。そんな相反する感情を押し付けた結果が昨日の物なのです。君にも理解出来ますか、伏見くん。理解して頂ければ嬉しい事この上ないのですが、眉を顰めて舌打ちしても構いません。その位の器は持ち合わせて居るつもりですよ。
一方で淡島くんを安心させたいという願望があった事も否定はしない。揉め事を消化したばかりで君も疲れては居たでしょうが、お付き合い頂けた事、感謝しています。「私の事は書いてくれないのか」と問うてきた君は本当に愛らしい。…ふふ、大切な部下として綴らせて頂きます。
…本当によくもこの短期間で此処まで惚れ込んだ物です。君が許すなら何れ何処か人目の無い所へ閉じ込めさせて欲しい。君の言う独占欲は私とて持ち合わせて居ます。淡泊な男に見えると言うのならそのイメージも払拭させてください。君にそう思われるのは本意ではないのでね。
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