科学少女は幻想少女の夢を見るのか？

17 :マエリベリー・ハーン(秘封倶楽部)
2014/02/13(木)　03：49

私の発送は出来たのかしら。授業に間に合わなくなっちゃうから、大家さんに頼んでおいたんだけど。
どうせ大学でも毎日顔突き合わせるから直接手渡しでもいいんじゃないか、って思ったけど、たまにはこういう回りくどいのも悪くないかしらね。

贈り物っていうのは、どんなに大きくなってもワクワクするものだわ。

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蓮子、それ何処情報よ。
#「私の裏表ルートよ。」
私は境界をナビゲートするから、赤信号で渡るのは蓮子の役ね。
…それにしても、交差点や人気の少ない道路で境界を越える、ということは昔からよくある話。此方の国では「カミカクシ」っていうんでしょ？
知らずうちに夢とうつつの境界を越えて異世界へ行ってしまい、戻ってきた時には不思議と向こうの世界の記憶を覚えていない。…もしかしたら、蓮子も私も、実は既に体験してるかもしれないわね。「カミカクシ」。

夕方、昼と夜の境界の時間が狙い目かしらね。
#「夜と朝の境界の方がそれっぽくない？」

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あ、その猫知ってるわ。やっぱり捨て猫？お腹をすかせてるわけでもないから、何処かでご飯は貰ってるのかもね。
「クロ」は安直だし、クロノワ・シュ…人間が覚えられないものを猫も覚えてくれるわけがないわ。そうね、私は「黒兵衛」とかオススメするわ。とても古風で素敵。
#「メリーのネーミングセンスのなさに驚きだわ。それにあの子が女の子だったらどうするのよ！」

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ふぅ…カフェオレが美味しい。トリュフドーナツも気になるけど、カフェオレとセットにならないんだもん。でももう少しで終わっちゃうのよね…うーん…。
# 「あ、トリュフドーナツは美味しかったわよ。でも私はカフェオレより珈琲派ね、ちょっと安いし。」

帰ったら蓮子と一緒に聞いたあの娘達のインタビューを。本当に、仲が良くて素敵。私と蓮子もあんな風になれるかしらね。

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