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68 :ポートガス・D・エース(ONE PIECE)
2015/01/17(土)　11：13

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明け方どうしてもルフィの容体が気になって様子見に行くと、
案の定まだ熱があった。
>やっぱりまだ下がっちゃねェか…
濡れたタオルを額に置いてやりながらその寝顔を暫し眺めてた。
あの病を拗らせたら辛いってのはおれも経験があるから知ってる。
だからこそ、あの時ルフィを止めたんだ。
おれのようにアイツに辛い思いをさせたくはねェから。
まぁ結局、案の定おれの話なんて聞かずに出て行っちまったが…
案の定蓋を開けてみりゃこれだ。
#世話のかかる弟を持つと兄貴は心配なんだ

>ホントに向こう見ずなんだよ、ルフィは。
とかマルコたちに話しながらも何だかんだでやっぱり心配で・・・
それを感じる度におれはルフィのことが好きなんだと再認識する。
しょうがねェからこのおれが看病してやるか。
そういやぁ前もアイツが風邪ひいたときに様子見しに行ったら迷惑かけたくないとか心配かけたくないとかで、
あえておれと会わないようにしてたとかなんとか言ってたっけな。
ったく、変にやせ我慢してんじゃねェよバカルフィ…
散々待たせてるおれが言うのもなんだが、そうされるとおれまで寂しいじゃねェか…
いつもは遠慮なんざねェくせに、こういうときだけ変に気遣って遠慮しやがってよ。
相変わらず不器用な弟だと思う。
ただ、そこが可愛く思えるところでもあるけどよ？
こんなことを言ったらまたルフィが拗ねちまうか。
それでも事実は事実だ、仕方ねェ。

いいか、ルフィ。
おれに変な遠慮をしたら許さねェからな？
遠慮するなんざおれたちらしくもねェだろ？
何よりこういう時だからこそ大切な弟の傍に居てやりてェんだ。
>早くよくなれよ、ルフィ…

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