七色花の視る先は【元：肖像画。】

42 :猿／飛／佐／助(1059BSR)
2012/05/19(土)　01：19

近い内にまた散歩しようかな。

っても、何も制限付けず出歩けるのは明日の夜…土曜の深夜くらいなわけで。
俺様忙しすぎて困っちゃうねェ、ホント。

さて、顔洗ってきたら続きでも書きますか。

案外長く掛かっちゃった。
とは言っても書くこと浮かばないし、ていうか纏まってないし。
簡単な近況でも書いておこうか。

随分前に出逢った旦那と文を交わし始めて五日だ。受け取った文、五通。送った文、五通。きっかり一日一回、日付が変わってから一刻程度に届く文は、俺様が今まで体験した事の無いもの。
愛なんて交わさない、戯れるだけで口吸いすらしない文は本当に初めてだ。物珍しさからか昼日中からずっと待ち遠しくて、其れを口にしたら一日千秋上等だと笑っていた。
ひどく、息がしやすい。
偽りとすら言い難い道具としての愛など囁き尽くしている俺様にとって、嘘を吐かなくて良い此の関係は心地が好い。依存する危険性を自覚する程に。
愛さなくていい、恋をしなくていい、ただ胸の高鳴りを感じていていいというのは楽だ。愛も恋も見返りだらけだ。俺様の心なんざ、切り売りしてもう幾ばくも残っちゃいない。ばらばらでざくざくだ。

けれども、俺様には…俺様達にはアイツがいる。距離をおこうとして失敗したけど。共にいることに疲れて、けれど離れると身を裂かれる程に辛くて。
アイツを好きでいるために息抜きしなくちゃいけない。そんな関係が、健全たりえるのかと俺様は疑問である。
浮気、といえるかも解っちゃいない。だって俺様は、あの旦那に抱く気持ちをまだよく理解できていないのだ。

また力一杯喧嘩でもしてみようか。
多少は楽になるかもしれない。

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