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氷上の痴話喧嘩。
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ヴィクトル・ニキフォロフ(YonICE)
2016/12/26(月) 18:15
>『Птица может свободно летать』
天岩戸神話。
世界には色々な神様が存在するけど、日本にも沢山の神話があるんだね。
少しだけ赤裸々な神話の数々を読んでいると、神様も人間とそう変わりないんじゃないかと思えてくるよ。
「太陽の神、天照大御神は怒って、天岩戸と呼ばれる洞窟に隠れてしまいました。」
「しかし、洞窟の外で踊り、騒ぐ楽しげな声に天照大御神は不審に思って外に出てきます。」
外で騒いだりしなくても、天岩戸にこっそりお酒を差し入れしたら。
頭にネクタイを巻いて出てきそうな気がするんだけどなー、俺は。
――大切な、大切な鳥は、そっと籠の中に仕舞って、鍵をかけて閉じ込めたい。
――俺だけを見て、俺だけのために鳴いて欲しい。
俺だけが許されている鍵で、君がいる籠の中に行き来する。
心の奥底に仄暗く存在する欲求が、実は少し満たされている気分になった。
…でもね、籠の鳥は所詮籠の鳥。
外の世界を知った、自由な鳥より上手には鳴けない。
狭い世界は優しくて、気持ちいいことしか知らない鳥と。
広い世界の苦しさと寒さを知って、その上での喜びを見付けた鳥と。
心に訴えかける鳴き声は果たしてどっちだろう。
ねぇ、ユーリ。
この狭いリンクを抜け出して、広い、物凄く広いリンクで滑ってみたいね。
俺が云う広いってどのくらいだと思う?
そうだなー、……湖だよ!湖!
凍った湖の上で滑ってみたい!
頭上には真っ青な青空と白い雲。
氷上に反射して、まるで空を滑ってるみたいな、そんなロケーション。
輝く君の瞳が想像出来るよ。
ユーリはきっと何かを見つける。
何を見つけるんだろう?
俺にも教えて、ユーリ。
苦しみも、悲しみも、怒りも、孤独も。
全て知っている瞳はいつもきらきら輝いているんだ。
鳥籠も、天岩戸だって、隠すことの出来ない輝きがそこにある。
おかえり、ユーリ!俺はいつだって両腕を広げて待ってるよ!
『今は消えた夢うつつの囁きは、大切に俺の胸にしまっておこう』
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