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氷上の痴話喧嘩。
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76 :
ヴィクトル・ニキフォロフ(YonICE)
2018/08/06(月) 00:34
>『имя』
”ユーリ”
どれくらい、その名前を呼んだだろう。
挨拶のように、口癖のように、何かのフレーズのように、何度もその名を呼んだ。
最初は虚無だったその名前に、たった一人の人物像が入り込む。
そしていつからか、それが唯一になった。
呼んでも応えてくれなかった”ユーリ”が当たり前のように、応えてくれるようになる。
”ユーリ”
…音にすれば、これだけなのに、その音だけで、いくつもの感情が表現出来た。
そして不思議なことに、その音を受け取る側も、正確にその感情を汲み取ってくれていたね。
”ユーリ”
沢山呼ばせてくれてありがとう。
君の演技は、スケートは、確かに俺に幸せをくれたよ。
あの幸福な時間の数々は、俺もちゃんと覚えておくから。
口にすると、切なくて愛しいこの名前は、俺の心の特等席に。
いつか、誰かに明け渡すその時まで、大切にしまっておこう。
願わくば、今、君の心が晴れやかで悔いなきものでありますように。
『”ユーリ”から”勇利”へ…俺のNEXT LEVEL』
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