忘物語 - ⊂*本Ⅷ*⊃

スレ一覧
┗忘物語

1 :阿良々木暦(物語)
2021/07/24(土)　06：24

閑話休題。

性懲りも益体も恥も外聞もなく。
僕はまた、我が物顔で、新たに始めるとしよう。

自らを騙らずに、語ることとしよう。

#時を経て、忘れて"おい"た、物語

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8 :阿良々木暦/千石撫子(物語)
2021/08/17(火)　19：40

忘れたい過去は、誰にでもあるだろう。
それでも、意図として、故意として、忘れることなど出来ない。

忘れておいて、忘れて老いていくことはあれど、
その出来事を忘れようとして忘れることは出来ない。

何故ならそれは、思い出すことだから。
忘れようとすることは、つまるところ、思い出して、考えることだ。

>忘れたい過去は、誰にでもあると思います。
>撫子(わたし)なんかはそんなのだらけで、ふと思い出したら枕に顔を埋めて、足をばたばたさせながら叫びたいことだらけです。
>それでも運命の糸として、恋として、忘れることなんて出来ないこともあります。

>撫子はすっかり、忘れておいて、忘れて老いて生きることなんて出来なくなりましたけれど。

「忘れる」ことが、「白紙にする」ことだとしたら。僕は元より、

>「忘れる」ことが、「白紙にする」ことだとしたら。撫子(わたし)は元より、

白い紙になど出来はしない。
>白い神なのでした。

>かみ、だけに。

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7 :阿良々木火憐/阿良々木月火(物語)
2021/08/07(土)　21：57

火憐だぜー！

>月火だよー！
>わ、本物だ！

おうさ本物だぜ！
兄ちゃんに奪われし本物の座を、この私が取り戻したわけだが？

>取り戻したわけだが？

この取り戻せし本物の座を、私は月火ちゃんに譲ろうと思っている。

>…え？私は今、唐突に火憐ちゃんの本物の座を譲られようとしているの？

これからは、若い者の時代じゃき…

>時代じゃき？

日本を変えちょくれい…

>いや、火憐ちゃん。日本の前に口調が変わってしまっている火憐ちゃん。
>私は姉の意味不明な発言をきっかけに日本を変えようと奮起したりはしないから、火憐ちゃんは早く自分を取り戻して！
>火憐ちゃんの本物の座に座り直して！

こりゃ失敬。しかし時代劇っていいよなー、ロマンがあってさ。

>中には神話めいた逸話があったりしてね。
>事実がどうとかよりも、その逸話に惹かれたりする気持ちはわからなくもないかな。

クールでー、ダイナミックでー、バイオレンスでー、ミステリアスだよな！

>時代劇を初めて観た外国の方なの？

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6 :阿良々木暦/阿良々木月火(物語)
2021/08/01(日)　22：12

>月火だぜー！

暦だよー！…いや、色々違う。まず何が違うって性別が違う。
このやり取りで関わるのは阿良々木家の長男じゃなくて長女だし、「だぜ」は長女の口調であって、次女のお前のじゃない。

>まさか血筋の括りでツッコまれるとは思わなかったけれど、ひとつだけ言わせてくれるかな？お兄ちゃん。
>今この時代に「性別」についてツッコミを入れるというのは、あまりにも無粋じゃない？
>性別が異なっていようが、等しく言って良い台詞だと、私は思うよ。

いや…性別について指摘したわけじゃなくて、役割を指摘したというか。

>それはそれとして、何だかんだで「暦だよー！」と元気に次女を、
>もとい美女の私を真似してくれるあたり、お兄ちゃんのノリのよさを信頼してよかったと、
>次女は、もとい美女の私は思うわけですよ。

美女であることは否定しないで居てやるけれど、次女であることを訂正するな。
お前は性別も役割も異なることなく、紛れもなく、阿良々木家の次女であり、美女だろうが。

>ははーん、さてはお兄ちゃん。妹のこと大好きすぎるな？

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5 :掟￥上￥今￥日￥子￥(忘￥却￥探￥偵)
2021/07/27(火)　22：19

ほーう？
「忘れる」といえば、私を忘れてもらっては困りますね。
ああ、でも、申し訳ありません。かくいう私は、忘れます。
それはもう、明日になれば綺麗さっぱり。
こうして招かれた場所のことも、私は私自身のことさえも、殊更忘れますとも。

私が忘れることがなかったら、それこそひとつの事件なのではないでしょうか。
そのくらい忘れますので、少しくらいの恥はかき捨てです。

だからというわけではなくとも、ついつい、いっちょやったるか的な気持ちで、
この度、まさかのまさか、わざわざ独り言を吐きにお邪魔しちゃったりなんかしちゃったりしたのかもしれませんね。

っとお、時間も時間ですので、私はこの辺で。
意外と過密なスケジューリングで動いているんですよ、こう見えて。

そうですねえ…んー。次にお呼び立ていただけることがあるなら、その際は。

>出来ればどうか、目の覚めるような難事件を。
(幾ばくかの報酬も)

では、またいつか。初めてお会いできますように。

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4 :阿良々木暦/忍野忍(物語)
2021/07/27(火)　01：46

生まれてから数えれば、
まさしく産まれ落ちたその日から数えれば、長らく時を経たつもりの僕ではあるけれど、
長い時を経ているで言えば、それこそ到底敵うはずもない相手が身近に居る。

身近も身近、僕の影の中に我が物顔で存在している忍野忍…怪異の王たる吸血鬼こと、
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードその人、もといその鬼である。

もっとも、「長い時を経た」だなどと、下手なことを言って鬼の角を立てるつもりはないけれど。
彼女には立つ角がなくとも、角ではなく角が立っても困る。

#活字じゃと表現しにくい言い回しはやめい。
#振り仮名付けんとわからんし、振り仮名付けるとだっさいしで良いことなしじゃぞ。

さも当然かのように地の文に介入するなよ。

#かかっ！お前様と儂は一心同体じゃからの、地の文じゃろうが容赦はせん。

活字じゃ伝わらないなら、このやり取りは早急にアニメ化していただく必要があるな。

#それ相応の立場になってから言えよ愚民が。

相変わらず相当の立場の物言いだなあ！ゾクゾクするぜ！

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3 :阿良々木暦/戦場ヶ原ひたぎ(物語)
2021/07/24(土)　07：17

>こういう場を与えられた際に、一番最初に話す相手として選ぶのが恋人の私ではなく、小学生女児だなんて、阿良々木君。
>貴方は本当にロリコンという自分の設定を忘れない殊勝な男よね。惚れ直したから腫れさせてもいいかしら。

どこをどうやってだよ怖いよ！惚れた腫れたってそういう意味じゃねえよ！

>それにしても、「忘物語」だなんて、素晴らしくぴったりなタイトルをつけたものね。
>小学生女児への偏愛は忘れなくとも、恋人の存在を忘れる阿良々木君にはまさしくジャストフィット。

いや、忘れたとかじゃなくて…そこはあえてというか、いや、寧ろほら、このタイミングでこうして会えて良かったというか。

>なるほど。阿良々木君的には、ジャストフィットではなくてジャストミートというわけね。

上手くないから口角だけ上げるドヤ顔はやめるんだガハラさん。

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2 :阿良々木暦/八九寺真宵(物語)
2021/07/24(土)　06：45

みたいな感じで、意味深に格好つけた言い回しをしておけば、
ミステリアスなところが好きだとか何だとか、あわよくば小学五年生の女児に思われたりしねえかな。

>阿良々木さん、さすが！ターゲティングを具体的にすることで警察へ通報するよう促すだなんて素人の発想ではありませんね！

お、八九寺。お前ももしや、僕のこの勿体つけた、もとい格好つけた言い回しにやられたクチか。

>勿体つけた自覚はあるんですねえ。

普段から僕とよく話すお前なら、この言い回しにやられていても不思議ではないよな…

>阿良々木さん、さすが！憎いですねこの勘違い野郎！

さっきから「阿良々木さん、さすが！」では取り返せないほど言われてるんだよ！
「阿良々木さん、さすが！」さえもはや皮肉にしか聞こえねえからな！

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