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┗矛盾葛藤(902-911/971)

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911 :ヴィンスモーク・ニジ(ONE PIECE)
2017/12/29(金) 20:00




冷たい雨が落ちる、寒いという感覚が伝う。
段々と温度は消える。

人は何時か死ぬ、この雨よりも…。

くだらねェ感覚だ、
これを無くすべきものだったなら、
早く殺せ。



これが自由なら自由は地獄だ。
父上の命令だけに従う玩具でいい。



耳元で囁く声は酷い痛みしか与えない。

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910 :ヴィンスモーク・ニジ(ONE PIECE)
2017/12/28(木) 21:29


大切なものをひとつ失うたびに、
大事な何かを忘れていく。

そうして壊れた心の中で、
おれは過去へと縋り付く。

意味の無いことを繰り返し続け、
意味の合った行為かさえも忘れる、

大切な何かを壊して行く。


そこにココロを宿していたかすら、

おれにはもう思い出せねェ事になっちまった。




己に刃も突き刺せない、
呪われた全てを無にも返せない、

折れた腕だと何も出来ねェよな。



(  声が欲しい、唯一無二の。  )

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909 :ヴィンスモーク・ニジ(ONE PIECE)
2017/12/27(水) 19:31


神は存在しない、神が居たのなら違った。

違った事が起きないのはおれが意気地無しだからだ。




一羽の鳥が居る、翼を広げる。
おれはその翼を骨から折った。
醜い嫉妬に駆られて自由を奪った。

二度と飛ばせない、そうして野生に返す。





おれの腕が動かねえのは、そういう事だ。




脚は動くのに飛べる事は二度と無い。
空を見上げて泣いた、
遠過ぎておれは声が潰れるまで泣いた。

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908 :トラファルガー・ロー(ONE PIECE)
2017/12/22(金) 17:04



お前が思うよりおれは人間らしさなど何一つない。
呪ってくれても構わない、なんなら殺す為に会いに来い。


おれも全身全霊でお前を殺す。

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907 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/10/01(日) 18:04



失った言葉、失った感情、失った温もり。

得られた肉体、得られた信頼、得られた地位。



未だに欲してしまう、全てへと繋がる道標を。




何も知らないことの方が幸せなのか。

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906 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/09/19(火) 18:47


余計な物を取り払って捨ててきた。
それなのに脳の中までは整理ができない。
皮肉な話だと心底思う。

不条理なのはナニかと問われている様だ。







おれにはタイセツなモノが分からない。

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905 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/09/15(金) 14:16


つまらない世界にしたのか、
つまらない世界しか知らないのか。


くだらない、思想、現実。


1人ずつ殺せたらどんなに楽か。




首へそっと手を掛けて締め付けたい。


鼓動が一つ消えたところで哀しみはない。
鼓動が一つ消えたところで哀れみはない。
鼓動が一つ消えたところで何一つ変わりはしない。

幾つの鼓動が消えたところで何も変わりはしない。



まるで呪文のようだ。

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904 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/09/10(日) 16:00


昔、母と呼ばれた女が言った。

優しい子になりなさい。



寝台から出る事も出来ない女が他人を気に掛けていた。
理解し難い感情を振り翳す。

兄として気にかけろ、とは何を。



答えも教えず、土の中へ。





サンジは泣いていた。

何が悲しいのか、答えを知る術もないのだ。











王には王たる条理がある。
その道だけは今もこの胸に。

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903 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/09/10(日) 12:16


何故かと問われたなら答える言葉を返せない。
本能的に行動を犯した、それが罪だとも知らず。

何故だろうか、無いはずのモノが痛むのは。

痛いと錯覚している、脳が麻痺して死んでいる。


これが毒だと言うのならば、解毒を頼めばいい。






そうしてすべてをリセットする、

叫んでも聞こえない、この世界は地の底だ。







憐れ、滑稽、滑稽、それが…………。

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902 :ヴィンスモーク・イチジ(ONEPIECE)
2017/09/08(金) 01:58


いつか失う時が来る、
何時か過ちを犯してしまうのならば、
今 してしまえばいい、そうして道を踏み外す。

涙を拭う指はない、
背中を摩る温もりは知らない、


焼け付くような痛み、
噎せ返るような憤り、


与えられた物を、囲んだ。




なァ……と、声を掛ける言葉すら、
何時かの過ちとなるならば、
酸素をすべて捨てさせろ。



だからおれは飲み続ける、
そう、失ったモノは二度と手に入らない、
そうなのだと、知りつつも、止めてはならない。

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