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お前に眠りを
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55 :
リヴァイ・アッカーマン(aot)
2017/01/12(木) 20:38
2017年 01月13日
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何度目のこの日付をお前と迎えたのだろうな、エルヴィン。
己の処方箋をここに書き連ねる。
きっと何も変わっちゃいねぇ。
何が解決したわけでもねぇ。
俺は自分が生き残る為に、正常を保つ為に、
敢えて起きた事から目をそらし、考えねぇように、
見ねぇように、感じねぇようにしていた。
それが今迄の俺が生きる為の処方だった。
お前に起きた全てを、とまでは言わないまでも
あの時起こった事実を纏める記述に目を通した。
お前が起こした事と、書き記した残骸と他人の評価を殆ど全て。
お前が俺以外に綴った愛の言葉と
最大の愛だと綴った言葉と
悩みと苦悩と甘やかさと
全てを見て俺が一番に思った事は、
やはり許せる筈がないという決意と憤りだった。
早く離れたい。お前と決別したい。関わりたくない。
そう頑なに思った俺の態度にお前が感情規制する。
終わりたいと思った、その時と今との境が何だったのかわからない。
ただ一日の間を置いてふと、俺の脳裏に浮かんだのはお前の笑顔だった。
遠く未来を見据えるお前の蒼い宝玉のような瞳がふと、
ずっと視線の低い俺へと向けられる瞬間の、
それまで険しく無を刻んでいた横顔から
俺の視線に気づいてふと柔らかくなるその笑顔が
今でも堪らなく愛しかった。
失いたくないと思った。
だから俺は、今迄己に処していた処方と全く逆の事を自らに課した。
───俺は全てを受け止める。
お前がした事も、過去も、未来も。
俺はお前の全てを受け止めるぞ、エルヴィン。
俺はやはりお前を愛してる。失いたくない。
今例え二人の道が違っていても、うまく絡まらなくとも、
お前に手放せない愛があるのだとしても。
それが何だ。
その何者よりもお前を愛していく自信がある。
死がふたりを分かつまで。
傍にいるのはこの俺だ。誰にも劣りはしない。
俺はとっくに覚悟を決めたぞ、エルヴィン。
お前の覚悟は何処にある?
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