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5 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/15(木) 13:07

 紫陽花の夢
  壱章 弐ノ話《今日》



―― 変わらない日々などないのだと、幸せは日々なのだと…。



あれからそれなりに日課もこなし、刀剣も増えて来た。
大所帯になりつつあるなぁ、とか考えて居れば、本丸は変幻自在に自分の好みの感じに変えられるらしい。
まぁ、本丸自体、何処かの空間を切り取った場所にある様な感覚らしいし。
拠点とするのならば、時空の狭間辺りに置いてあるのが妥当だろう。
どらえもんの世界が今目の前にある、と言う時点で、面白おかしい所ではあるのだけれど。
思わず、ゲートを見て”何処でもどあー”と若干声真似しつつ言ったのは後悔している。
山姥切に何を言っているんだ?と言う様な視線を向けられて、居た堪れなかった…。
そんな話はさて置き。
私としては、レアと呼ばれる、手に入る確率の低い刀剣はあんまり気にして無い。
スペック自体がもともと高いのは嬉しいけれど、それぞれ善し悪しがあるのが分かってるからだ。
故に、他が言う近侍と言う近侍は置いて居ない。
と言うかだなぁ、第一部隊の隊長を近侍としては、戦闘に行くのに意味無いだろう、って思う。
近侍って私の身の回りのお世話とか、お手伝いとかしてくれるわけでしょ?
だったら、戦闘に行く時間が多かったら、意味が無いと思うのだよね。
だから、ローテションで、部隊とは別に近侍と言う席はあるけれど、結構適当だったりする。
勿論、戦闘に出ない、休憩組にお願いしている形になる。
第一部隊から第四部隊まであるけれど、それも結構ローテンションだ。
取り敢えず、レベル上げは均等に全員していきたいタイプだ。
って事で、ぐーるぐるさせている訳だけれど、命令とは言え、戦闘、楽しいんだなぁって思ってモニターを見ている。
どちらかと言えば、プロジェクターに近いのだけれど。
そんな感じで戦闘している者たちに支持を出したり、撤退命令を出したりしている訳だ。
聞える感じは「何!?頭に直接!?」的な感覚らしい。
私はモニターから声が聞こえて来るから、そこらへんの違いはまぁ、うん、そう言う事だろう。
平和と言えば平和、だけれど、刺激的と言えば刺激的な日常。
同じ日々は無いのだと、実感させてくれる、刀剣たちには感謝しているよ。


さぁ、今日も張り切って行きましょうかね!




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4 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/05(月) 13:34

 紫陽花の夢
  壱章 壱ノ話《付喪神》



―― 神と言う名の、人が作り上げた偶像…。



初期鍛刀と呼ばれる刀剣は、薬研藤四郎と言う鍛刀だった。
見た目は子供!頭脳は大人!的な言葉が似合いそうな、男前な性格。
可愛らしい見た目に反してそれは、うん、反則じゃないかな?と思ったけれど、口に出す事は無く。
其処からあれよあれよと、出陣まで行き大方の説明を一方的に終わらせられた。
後は、資料と言う名の刀帳と、冊子の様な物を渡され、活用してくれと狐は消えて行った。
呼べば出て来る、管狐の式神(シキガミ)らしいけれど、式神と言うよりは織神(シキジン)だろうに、と頭の片隅で思う。
まぁ気にしても仕方が無いか、と軽く頭の片隅に流してしまい、刀帳へと視線を向ける。

付喪神、刀剣男子。
それが何を意味しているのかは、政府しか知らないだろう。
ただ、付喪神と言うのは、神そのものでは無い、と言うのは私の認識ではある。
強いて言うならば、神の眷属と言った、陰陽術で言う十二神将と変わらない存在だと。
神の末端と言う訳では無くて、眷属と言うのは、神そのものでは無いと言う事。
神と言うのは、何処の世界に行っても、神は神であり、その存在は唯一無二。
けれど、刀剣男子は違う。
審神者の霊力で顕現し、それを糧にしなければ生きられない者。
数多に存在しているのは神とは言えない。
審神者が違えば、霊力もまた違って来る、住む環境が違えば、性格も変わる。
それは個性であり、少なからずとも、審神者が与えなければ動かない事でもある。
強いて言うなら、審神者の力を元に作られた、子供、が刀剣男子、では無いかと。
見た目は大人でも、子供が親を選べないのと一緒で、子供はまた無償で親を愛すもの。
親が子供を愛すのか?と言われれば、それは否だ。
けれども、私は、彼らを愛でる事をすると思う、優しく強い彼らだから。

神、とは思っては居ないけれど、家族としては、思っている、と言う事なんだけれどね。
単純に言えばさ。
一緒に過ごす時間は、他の誰よりも多くなるだろう彼ら。
私の一生を費やしても、終わりの無い戦いだろうから。

それでも、少しでも、幸せだと感じる時間が沢山あれば、それで良いかな。




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3 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/04(日) 12:52

 紫陽花の夢
  序章《邂逅》


―― 気付けば、其処は、ただ、何も無い空間だった…。


見覚えの無い不思議な空間と、一匹の自然の動物では無い狐。
言葉にするならニッコリと笑ったその狐は、”こんのすけ”と名乗った。
喋った事に関しては特に驚く事も無かったのは、異質なモノと認識して居たからか…。
その狐が言うには私は”審神者”と言う者になったらしい。
綺麗に、博物館の様に飾られた五振の刀へと視線を向け、何と無く手を触れさせたのは”山姥切国広”だった。
初期刀と呼ばれる其れは、私の最初で最後の相棒となるだろう、と言う事も頭の片隅で僅か乍らに理解していた。
顕現を、言う言葉に眉根を寄せて考えるも、考えるよりも感じろ!と言う感覚らしいと、狐に言われた気がする。

「山姥切国広…、おいで?」

呟く様な声に、柄と鞘を軽く指で撫でながら、会いたいと、そう願う様に言葉を紡いだ。
それは、音となり、力となり、糧となった。
眩しい光と、優しい光が現れ、光が消える頃に見えた人影に、目を凝らす。
嗚呼、彼が山姥切国広なのだと、直感で分かったし、綺麗な子だな、と思ったのを覚えてる。
口上の様な自己紹介を聞けば数回瞬きをして、思わず笑ってしまったけれど、取り敢えず片手を出して相手と向き合い。

「宜しくね」

と言ったところからが、私が審神者として歩き出した最初。





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2 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/04(日) 12:46

= プロフィール =

名前 : しよう
年齢 : 28歳
身長 : 154cm
体重 : 43kg
胸囲 : Fcap

*容姿*
艶のある黒髪で長さは腰まであり、普段は一つに束ねている。可愛いと言うよりは綺麗系の顔立ち。小柄で紺色のマキシ丈ワンピースに上から水干を羽織った格好(遙かのあかねみたいな)
*性格*
自由気ままで何事もあまり気にしない性質。極度の面倒臭がりでマイペースではあるものの、集中したりするとそれがどっかに行く。男前な部分も多々ある
*備考*
審神者としてはまだまだだが、趣味故からか陰陽術系に変に詳しい


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1 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/04(日) 12:41

徒然なる日記と言う名の、奇譚。
喋るのは私だけ。

新任審神者の物語。


―― 過去と今を零に戻し、私を私で葬る




#プロフィール >>2

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2 :紫陽(♀創作審:神:者)
2016/09/04(日) 12:46

= プロフィール =

名前 : しよう
年齢 : 28歳
身長 : 154cm
体重 : 43kg
胸囲 : Fcap

*容姿*
艶のある黒髪で長さは腰まであり、普段は一つに束ねている。可愛いと言うよりは綺麗系の顔立ち。小柄で紺色のマキシ丈ワンピースに上から水干を羽織った格好(遙かのあかねみたいな)
*性格*
自由気ままで何事もあまり気にしない性質。極度の面倒臭がりでマイペースではあるものの、集中したりするとそれがどっかに行く。男前な部分も多々ある
*備考*
審神者としてはまだまだだが、趣味故からか陰陽術系に変に詳しい


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