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んふんふと愉快な仲間たち
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◇鳴上悠
2014/01/16(木) 17:06
毎日。
毎日一緒に過ごして、笑って、それが当たり前の日常で。珍しいとも、なんとも思わなかった…いつからだろう、これが当たり前の日常になったのは。
昔はしょっちゅう喧嘩もしていた。すれ違って、泣いて、陽介を責めて、逃げ出して…
陽介は自分を不器用だと言った。
#言葉足らずで、馬鹿で、素直になれなくて
#でも、お前と対等で居たいんだ。
#悠が言う事は正しくて
#はっきり言えるお前が羨ましい
#お前みたいになりたい
そう、いつも喧嘩をすると必死に言葉を探してしどろもどろに…俺に言った。言って、最後に『ごめん』と頭を下げる。
俺はお前みたいになりたいよ、陽介。
俺の不満をただ黙って聞いて、受け入れて、反省して、素直に謝ってくる。ごめん、と何度も謝ってくれる…
素直に不満を口にするのは簡単だ。
人を傷付けるのは簡単なように…
だけど、自分の非を素直に認めて謝るのは難しい…でも、陽介はそれが当たり前だと…当たり前のようにやるんだ。
俺はお前みたいになりたい。
そんな風な大人になりたい。
俺はお前が思う程立派な人間じゃない。お前が思う程大人じゃない。俺だってお前の隣に並べる位の人間になりたいと思っているんだ…
いつだってお前は俺の目標で
いつだって隣を立つ相棒なんだと…
そう告げればお前は嬉しそうに笑ってくれるんだろうな。陽介はそんな人間だ…いつまでも対等な存在でいたい…だから、陽介が道を踏み外せば必ず引き留めて見せる。陽介がまた本当の自分を受け入れられなくなったら俺が目を覚まさせてやる。だから、俺が道を踏み外したり、本当の自分を受け入れられなくなったら殴ってでも止めてくれ。
これは、お前にしか言えない。
唯一無二の相棒である陽介を信じて…
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