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┗心解日記(11-15/15)
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15 :
桜華忠臣(羅針盤)
2018/10/08(月) 07:23
未だ、あれから二週間程度しか経っておらぬのか。余りに密度が濃くてもう大分前のような気がしていた。まァ、そうだな、確かに関係性は修復されたが、少しばかり心の底で響いているものは在る。
が、彼奴は見る影も無い。でろっでろだ。我の名を繰り返し、すきすきとひたすらに懐く。夜間に飛ぶのは結局変わらぬが、概ね落ちるのが早くなった。一度はまた要らぬと言われたが、翌朝には何事も無く戻ったのでまァ以前よりはマシになったのだろう。
……唯、一回だけ、喧嘩をした。彼奴は本音を明け透けにする性質で、我は本音を隠す性質だ。其の点に於いての相性が悪く、彼奴は我の本音を引き出そうと酷く底意地の悪い事を言う。曰く、輪を大切にする余り己を出さず耳触りの良い言葉ばかりを吐く様が人間味が無くて空恐ろしいと。其れが我の処世術であるのだが、まァ素で生きている人間に嫌われ易い事も知っている。此ればかりは相性の問題だから致し方無いのだが、流石の我もある一言で堪忍袋の緒が切れてしまい、姿を隠して事情を知る共通の友人に相談していたのだが、其れが自業自得故の筒抜けでなァ…。結果的には功を奏したのか、互いに言葉を交わし和解はしたが、如何にも彼奴は其の事を気にしているらしく、……愛いよなァ。自分から仕掛けた癖に。阿呆な子程可愛い、とはよく言ったものだ。
> もっともっと、我に執着してしまえば良いのに。
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14 :
桜華忠臣(羅針盤)
2018/09/24(月) 12:49
彼奴は我が好きだ好きだ俺の物だと言ってくるわやたらめったらに通話を掛けてくるわ、まァ詰まりは日常に戻った。何なら通常時に於いては前よりも少し程度が酷い。が、安定しているように見える。何よりも暴走が減った。初めて逢った頃から常々、彼奴は我が離れていくだろうと繰り返していて、其れに対し我がずっと共に居ると言った事が信用しきれずに不安を煽っていたようだから、今回の件でも離れる事の無かった我を少しは信用してくれたのかもしれない。……そうだと良い。
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13 :
桜華忠臣(羅針盤)
2018/09/23(日) 10:01
何だ、調子が狂うなァ。今日の彼奴はやたらと優しい。と言うか、大人しい。気遣いに礼を返すなんて槍が降るのでは無いか。傲岸不遜な態度が好ましいとも言わぬが、純粋に甘やかな空気は如何にも気恥かしい。余りにも撫でられるから撫で過ぎだと返せば謝られた。昨日、「甘やかされたい癖に素直じゃない」と言われ、酷い物言いをされた時の事を思い出して「言い方が引っ掛かるから素直に受け取れぬのだ」と返したのを彼奴なりに気にしているのだろうか。何の話だと態々言っていたくらいだから、思い当たったのだろう。
> 忠臣好きだ好きだーって甘やかされたいんだろう?幾らでも言ってやるよ、今だけだがな。
何時ぞやに我が酷く狼狽した時の言葉だ。其の前に我に宛てたかに見せ掛けては遅れて冗談めかした「好き」を繰り返して散々振り回されてからのトドメだった。未だ関係が崩れる前に、戯れに「すき」、遅れて「やき」と投げて笑っていたのを其の状況でやっては最初の段階で真に受けた我を笑い飛ばして「だから御前は頭が緩んでるって言ってんだよ」と言われたり。好意を弄ばれ嘲笑われたのは流石の我にさえ傷を残した。……が、今の彼奴は見る影も無い。口付けを強請り好きと零し擦り寄り甘える。以前と同じように。大方、彼奴は己の感情が制御出来ず、突発的に口にする事が有るから其の類だったのだろう。彼奴から好きと言われる機会も戻ったが、今は「すきだ」と断言するようになった。多かれ少なかれ、彼奴なりに気遣っている心算らしい。我は、今の彼奴の態度が仮初で無ければ気にせぬと言うのに。結局、彼奴だって我に甘いのだ。
# 呼び出し
一昨日から毎日唐突に通話が来る。全く構いはせぬが随分と砕けたものだなァ。暇潰しにしても選ばれるのは喜ばしい限りだ。
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12 :
桜華忠臣(羅針盤)
2018/09/23(日) 08:48
ふふ、また彼奴が起きてから眠る迄、我の傍で過ごすようになった。合間合間で他の奴の元へ行っているかもしれぬが、其れでも構わない。起きて一番初めに目にするのが我で、眠る前一番最後に瞳に映るのが我であれば。また、彼奴に合わせる生活が始まると思えば心踊るなァ。
# 昨夜の話
彼奴は眠る直前に大抵「壊れる」。酒等で意図的な場合も有るが、何も無くともほぼ毎日トぶ。其の間は殆ど意識も無いらしく、先ずまともに話せていないか表面上では普通でも今一歩話が噛み合わない。そしてそんな状態でさえ必死に我に縋るのだ。何処にも行くな、見捨てるなと。其の姿が何より愛おしい。其れでいて、普段は自分が我に相応しく無いから早く手放せと繰り返すのだ。可愛らしい矛盾。我は再三繰り返した、我に捕まる前に逃げろ。御前が我と居て苦しむならば何時でも捨て置け。其れでも、彼奴は消えなかった。今回ばかりはもう駄目かと思ったのに、居なくなる事は終ぞ無かった。互いに依存を極めている。不健全な此の距離感が、何よりも心地良い。
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11 :
桜華忠臣(羅針盤)
2018/09/22(土) 07:52
> 引く我が可愛いだのと吐かし始めた。
此奴唐突に普段通りになり過ぎだろう…。内容は兎も角、好意の表れと思えば悪くは無いが。……我が誰より単純かもしれぬなァ。
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