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存在の残滓
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4 :
ルルーシュ・ランペルージ(CG)
2019/03/15(金) 12:43
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緩やかに、そして確実に理解する。
俺という存在を。この世に戻った意味を。
俺に生きるべき人間の声は届かない。届かなくて良い。そういうのは良いんだ。
生きているからこそ、明日を望める。
>「生きていればこそ」。
世界の望んだ平和、人々の願った明日、明日に向かって生きる人々の望みに耳を傾ける事はしない。何故?愚問だな。俺はその声に応えられないからだ。応えてはいけないから。
# “傍観者”
この世で一等大切にしてきたもの達は、とうに手放した。どうか諦めて欲しい。どうか目を合わせないで欲しい。
手を差し伸べる事は出来ない。“孤独”という名の苦痛に寄り添う事は出来ないと、そう言っている。
>( 痛みに寄り添えるのは、生者だけだ。 )
>( 痛みを分かち合う事が、叶わない。 )
悲痛に揺れる瞳が俺を捉える度に、息が止まりそうになる。奥底に押し込めた感情が湧き上がる。諦める覚悟が足りていないのは俺も同じだな。
光も差し込まない鎖された空間で、自由を奪われても、傷を刻まれても、肌を重ねても、その声に耳を傾けはしない。
> ( お前から逃れる為ならば、届かない振りをしよう。 )
今お前が選ぶべき選択肢は二つ。
#俺を諦めるか、俺を殺すかだ。
ああ、その手で再び消える事が出来るなら悪くはないな。
>あの我儘な魔女の目が届かぬ内に。
…ふ、冗談だ。至極我儘な女だからな、置いていっては手に余るだろ?どちらにせよ連れて行くさ、責任を持って。だから早く俺を、___。
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