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┗I HATE(11-20/280)

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20 :折原臨也(DRRR!!)
2011/06/03(金) 00:06

#編集/03:35

恥ずかしがり屋さんなシズちゃんは、人目のあるところじゃ素直に惚気られないんだよねぇ?アハッ、そもそも俺達の間に惚気るほどの何かがあるのかも定かじゃないけど――ねえシズちゃん。君がメールで俺に言ってくれたこと、ここに書いていい?
……とか、そんなこと言ったら殺されちゃいそうだなぁ、こわいこわい!
いつだってそのチャンスがあるのに、実行しないのは君だ。俺は本当に愛されてるね。シズちゃん風に言うなら「気色悪い」ってところかな?
でもまあ、そんなのも悪くないなんて思ってる時点で、俺も相当重症だ。自覚はあるよ、どうする気もないけどさ。


とりあえず…乱入ありがとう、とでも言っておくよ。そう言えば乱入不可っていうのを訂正し忘れてたけど、こうして問題なく君が書いてくれたわけだし、訂正はしないままでいよう。

……あ、そうだ。
君のところに面白そうなバトンが来てたみたいだから、俺がもらって良いかい?君が散々な回答をしてくれていたからね、その報復にでも。

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19 :――――
2011/06/02(木) 05:01



ゆめのあと

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18 :折原臨也(DRRR!!)
2011/06/01(水) 00:23

どうせ数日と経たずに消え失せてしまうんだろう。
――そうわかってはいても、傷付けずには居られなかった。独占欲じゃなくて、これは純粋な執着だ。



肩と、そして鎖骨の真下。
痛いのが嫌だなんて大の男が言うには間の抜けた主張を繰り返した割には、折角ならと傷を催促した声も抱き寄せる腕の力もちゃんと覚えてるよ。
抉った刃先は、やっぱり思ったよりは進まなかった。頑なに傷を拒む肉体に、俺の存在すら拒絶されているみたいで少しばかり面白くないような気もした。
俺ばかりが所有される、そんな一方通行は君だって嫌なんじゃないのかい。俺は嫌だよ、気に入らない。俺という存在を刻み付けてやりたかった。

報復は致死量の愛が良い。憎悪にも似たその感情で、俺を殺してみせて。
必要ならこの喉を、その眼前に曝してあげようか。愛憎どちらが勝るのか、この命で賭けても良い。

きっと噛み切れないことを知ってるよ。
あんなに鋭かった爪と牙は、君を置いて一体何処にいってしまったんだろう。

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17 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/30(月) 23:11






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Delete.

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16 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/28(土) 23:12

#5/30 14:52

シズちゃんにはまず一言言おうかな。
「本当は楽しみにしてたんでしょ?」
君が言って欲しそうだったからねえ、ご希望に副って。ほら、俺は恋人思いだろう?お礼なんて要らないから、一人で壁にでも向かって喜んでね。

君の言葉の真意は確かにわかってはいるけれど、たまには直球で言ってくれても――ああ、ツンデレってやつなのかな?二人で居ると比較的素直だよね、シズちゃん。
それに、俺を好きで好きで仕方ないのは君の方なんじゃないの?……でも、君のその言葉だけは妄想だとは言わないでおいてあげるよ。その意味がわかるかい?脳みそ軽量型の化け物には難しいかもしれないけど、頑張って考えてね。



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俺に「求めろ」と言う君は、随分熱心に俺を求めてくれている。俺は君の隣に居るのに、これ以上何が欲しいっていうんだろう。
体?魂?愛?それとも――…ッははは!君は本当に興味深いねぇ。
俺が求めていないように見えるっていうなら、その首筋…いや、眼球の方が無防備で良いかな。ナイフの先を突き付けて、もう一度言ってあげようか。

「代わりに君をちょうだい」

君の一言に言い様もなく恐怖する程度には、俺だって君を必要としているつもりなんだけど……きちんと伝わってる?
餓えているのは俺も君も同じだ。それを埋めるように君は俺に遠慮無く、君が望むままに痕を残してくれるけど…君の肉体には同じ方法じゃ傷付けることすら出来ないだろう。だから、さ。

今度、ちょっと俺に刺されてよ。

なんて、ささやかな我が儘を書き残しておく。これくらい可愛いものだろ?回りくどいのが嫌いだって言う君へ、これ以上ないわかりやすさで要求してあげる。
だって不公平じゃないか。…そうだろう?

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15 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/28(土) 01:27

恐れながら一歩を踏み出す自分の臆病さは、誰よりも理解しているよ。
開いた距離は案外短いけれど、溝はきっと深いんだろう。

愛憎が若干の偏りを孕んで混ざり合ったこの執着は、どう君に伝えるべきかな。
暴言を淀みなく謳う唇は、どうしてか愛を紡ぐにはひどく拙い。人間への愛を語る時は何もつかえやしないのに。そもそもこれが世間一般に言う愛なのかどうかすら怪しいのだから、仕方がないのかもしれない。

卑怯者の君へ、

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14 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/26(木) 23:59

ああ、つまらない。つまらないよ、がっかりだ。

わかりやすすぎる悪意はどうにも退屈で、浅はかで、ちっとも興味をそそられない。
ねえ……構って欲しいのなら、もっと楽しませてよ。何の捻りも無い単純さは見ていて少し滑稽で面白かったけれど、それだけだ。

俺を傷付けたいのなら、もっと賢くやるべきだったねえ。最早日常とでも言うべきそんな幼稚なやり方には、飽きを感じるだけ。
だから、さ。次に来る時は、鮮烈な憎悪で飾った刃物のような言葉を持っておいで。

そうすれば、俺はそんな火種を歓迎するよ。
どうせ遊ぶなら、一緒にが良いだろう?

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13 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/26(木) 01:12

果たして俺は、_されているのかな。
考えれば考えるほど泥沼と化す思考をなげうって、温い毒を飲み干すように冷めたコーヒーで喉を潤せば、目の前が現実であることに今更気付いた。

馬鹿げた堂々巡りはやめにして、考えるのはむしろ、見つからないままの_し方。
どうすれば、なんて何度も繰り返した自問自答を俺は再び思考に据える。

ねえ、大嫌いだよ、君が。

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12 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/25(水) 19:43

微睡む化け物の首元に、研ぎ澄ましたナイフを一本、二本、と突き立てて。
目覚めるのが先か、頚動脈を切り裂くのが先か。

賭けてみようか?

ああ……でも、首筋でもまともに刃が通るかわからないんだよね。
もうナイフなんかじゃなく、斧か鋸でも持ってこようか。……なんて。
本気か冗談か。そんなことはさ、いちいち説明しなくてもわかるだろう?

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11 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/24(火) 23:41

昨晩の雨音が嘘みたいに凪いだ夜だ。

天気予報によると、また数日と経たないうちに天気が崩れるようだから、束の間の安息といったところかな。もう6月も目前まで来ていて、梅雨入りも近いんだろう。
雨は嫌いじゃないんだけど、立て続けともなると流石の俺も少しは陰鬱な気持ちになったりする。波江さんやシズちゃんなんかは、俺が鉄の心臓を持っているなんて勘違いをしているようだけど、残念ながら俺はいたって普通の人間だ。

ただ、天候に振り回されてやれる気持ちなんて殆ど無いっていうだけで。どうせ振り回されるなら、愛して止まない人間達に振り回されたいよねえ。
ハハッ、どちらかといえば振り回す方が好きなんだけど。

雨の夜にしか見られないものもある。
例えばコンクリートの上に広がる波紋だとか、一つの傘を窮屈そうに分け合う幸せな恋人達。いつも以上に薄暗い路地にたむろするならず者の噂話や、人気が少なくなるが故に見え易くなる個々の表情。
それら全て、俺にとっては意味のあるもので、同時に無意味なものだ。興味をそそられなければただの風景に過ぎない。それでも確かに、目を凝らして稀に見るひとかけらを探す価値がある。

次に雨が降ったら人間観察に出かけよう。
そう言えばもうすぐ紫陽花の季節だね。今年に見られるのは、辛抱強い愛情か、それとも移り気な愚かさか……どちらかな。

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