I HATE - ⊂*本Ⅳ*⊃

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┗I HATE(1-10/280)

10 :折原臨也（DRRR!!)
2011/05/23(月)　23：36

他人の価値観を一寸の違いも無く理解するのは難しい。心中を知るなんて、それこそ不可能だ。
例えば、君が苦しいのは痛いほどにわかるよ、なんて真面目な少年が大切な友人に語りかけるシーンはドラマや漫画で嫌というほどに使い回されているけれど。それは、人間に備わった豊富な知識と想像力で、相手の立場に立ったときに自分ならばどう感じるかを瞬間的に考えて理解した気で居るだけだ。
それだって、価値観が近くて初めて成り立つもので、根本的な考えすら違う他人を前にすると人は人を全く理解できなくなってしまう。

だからこそ、人間は人間に惹かれるのかなあ、なんて。
自分には無いものを求めて他人を求めるなんて、いかにも人間臭い弱さと羨望、それから少しばかりの劣等感、その他諸々の感情が絡み合った結果の誰しもが通過する経験だろう。

案外、俺達もそうなのかもしれない。
ねえ、俺は君を理解できる気がしないよ。だって、立っている場所も目線の高さも、何もかもが違いすぎる。君の言うように、俺はきっと何もわかっていない。だけどそれは君も同じで、何も、理解なんてできていないはずだ。
まともに言葉を交わすことすら、つい最近まで出来やしなかったんだから。

君の言う十分の長さを、俺は知らない。
俺の考える一分の残酷さを、君はきっと知らない。

俺に何か伝えたいのかい？
なら、その口で一つ一つ紐解いてごらん。視線一つで全てが伝わるなんて、そんな御伽噺を信じているわけではないだろう？
上手に説明できたら、さあ、俺は君に世界の残酷さを説いてみせようか。君と俺が同じ酸素を共有する、その不毛さが何を招くのか。――ああ、でもその結末は、君もよくわかっているのだろうけどね。

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9 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/23(月)　13：59

ああ、退屈だ。
退屈は猫をも殺すと言うけれど、きっと殺人だってお手の物だろう。奴らは厄介なことこの上ない。

鳴り止まない雨音を聞く月曜の午後。週初めが雨天ともなれば、わざわざ人間観察に出掛けたって人影は少ないだろう。折角のオフが台無しだ。
豆から挽いて淹れたキリマンジャロを飲みながら、窓の外に見える曇天に何となく過去を振り返る。こういう時は、めちゃくちゃで毎日が危機感に溢れていた高校時代のことよりも、どうしてか中学時代のことを思い出す方が多い。

その度に思い知るのは、やっぱり俺は目的の立ち位置に未だ立てていないということ。
この上なく邪魔な存在が、度々俺を盤上に引き戻してくれる。それに、俺自身がどこかで人間を切り離しきれないからだ。

雨が止んだら花屋に行こうか。食虫植物は売っているかな。いっそ新羅に送り付けてやっても良い。ささやかな嫌がらせに。

花を付けない植物を育て観察するどうしようもない遊びを、俺はまだやめられずにいる。

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8 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/23(月)　00：40

それは、つまり。

＿＿＿＿＿＿＿ってことかな？

それなら、遠慮無く。ああ……いや、今までが遠慮してたって意味ではないんだけどね。
ポケットにはいつも通りに愛用のナイフを忍ばせて、俺は今日も人への愛を叫ぼう。けたたましく急き立てる携帯の着信も、気の乗らない仕事なら後回し。信頼関係が左右されるほどのものならともかくね。

殺し合いの延長は一体何だろう。
柄にも無い優しい口付けよりも、噛み合う方がお好みかい？なら、気安く俺に触れようものならその背に腕を回す代わりに切っ先を突き立ててあげようか。

ねえ、そういうこと、だろう？

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7 :折原臨也（DRRR!!)
2011/05/21(土)　02：16

逃避行とでも呼ぶならば、どこへ行こうか。
電車を乗り継いで、名前も知らない駅で行き当たりばったりに下車してみるとか面白いんじゃないかな。池＿袋や新＿宿とは違った町並みを、見渡しながら手探りに進んで行くんだ。

観察する人間が視界に溢れていない光景というのは少し寂しい気もするけど、たまにはいいだろう。息抜きというのは大切だ、ヴァルハラは逃げやしないさ。どうしてって、首は俺の手の中にあるし、デュラハンだって未だこの街に存在している。
もしも彼女がヴァルキリーの仮の姿ならば、楽園に変調があれば首と別々に居たとしたって消えてしまう気がするんだよねぇ。そう思わないかい？

波江さんには休暇を出そう。誠二君にご飯を作るなり、張間美香ちゃんと喧嘩するなり、日常を謳歌する余裕は彼女にも必要だろう。

夜の闇から一歩を踏み出して、少しばかりの"非日常"を選び取ろう。案外、出向いた先で面白い人間に出会えるかもしれないしね。
暗躍する思考を、声を、身体を、一日だけ休めてみよう。休日というやつを愛しく思うのは、人間誰しも同じだろう？

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6 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/20(金)　13：10

執着と独占欲は全くの別物だ。若い子なんかはよく同一視するけどさぁ……ははっ、本質を見失っちゃいけない。
どちらがより質が悪いのか、なんて言われると、答え様もないんだけどね。それこそ場合に因りけりだ。

ねえ、なら、君のそれは一体どちらなんだろうね。見る限りでは独占欲のように感じるけど……いや。独占欲と執着を、８対２で混ぜ合わせたみたいに、複雑に絡み合った感情なのかも知れないね。
つまりなにが言いたいってさ。…わかるだろう？

それは間違いなく病気だよ。

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5 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/20(金)　01：27

人間に対する愛情を表す方法には困らない。いくらでも列挙して、そして行動に移すことができるだろう。それが彼等にとって無害かどうかはさておき、ね。
ああ、そうさ。俺は人間が好きだ。好きで好きで好きで堪らない、愛してる！

暴いて見たいんだよ、奥深くまで。
よく恋する女の子なんかが言うじゃないか。「彼のことなら何だって知りたいの」なんて。それと同じ理屈さ。綺麗なばかりじゃつまらない。裏側があってこその人間だ、完全な善人なんて居やしないよ。

こんな、途方もない大恋愛を人間に対してしているわけだから、まさか今更になって悩むことになるとは全く思ってなかったんだ。
…………ああ、首が痛い。

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4 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/19(木)　14：26

微睡む君の額に銃口を突き付けて、「おはよう」と囁けば一体何が見られるだろう。

平穏は往々にして一瞬で崩れ去る。だからこそ、誰もが慌てふためき縋る先を探すんだ。時には絶望しながら、時には手を取り合いながら。

折角持って生まれた心だ。抱く感情は無限なのに、フルに使わず埃を被せておくなんて勿体ない。
だからほら、俺はちょっとした手助けをしよう。
嘘や虚栄で着飾る君は見飽きたよ。水面下で懸命にバタ足を続ける家鴨よりも、必死に病的に足掻き取り繕う君の裏側を見せて。

大丈夫さ、俺はどんな君でも愛しているからね。
だからさぁ。

飽きちゃった、なんて言わせないで。

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3 :折原臨也(DRRR!!)
2011/05/18(水)　16：39

夜はまだ肌寒いのに、日中はまるで初夏だね。
穏やかに冬を癒す春は見当たらない。あの美しい死の季節は何処に行ってしまったんだろう。

言葉の代わり、孝行の代わりにと、様々な口実に使われ摘み取られる花々が哀れで綺麗だ。未だ名残の残る花屋の店頭で、所在なげにリボンを巻かれたカーネーションが一輪。
日が過ぎれば忘れ去る人間の、残酷さがどうにも愛おしくて滑稽だった。

気まぐれで買った鮮やかな桃色のカーネーションは、あっという間に俺の手を離れる。
海へ繋がる河川を下り、人々の自己満足に利用され忘れられてゆく同胞の喪に服して沈んでゆくに違いない。
俺にはもう関係の無い話だ。

さあ、人間観察に出掛けよう。
今日は彼等の何を愛そうか。

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2 :夜ト(ノラガミ)
2011/05/18(水)　05：54

>> about <<

# 私は神です。
はいはーい！早くて安くて安心の、デリバリーゴッド夜トでございまぁーっ……す、ってなんだ冷やかしかぁ？いや待て、まさか新しい信者……！
そうとなれば話は別だ。立派な夜トラーになるために、きちんと以下に目を通すんだぞ☆

・閲覧は自己責任
・交流可能
・乱入不可
・半完混在
・同性愛表現有り
・独り言から考察、R18まで、内容は様々
・雰囲気に関しても然り
・原作などのネタバレ含

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#meeting
　>>21,00

>> supplement <<

情報屋の黒い奴に返す前に、この日記帳はオレがジャックした！ふふん、恐れ入ったかね？なんと言ってもオレは神様だからな。
夢はでっかく八百万のてっぺんだが、まあまずはここから地道に信者を増やしていってやる。
ネタバレ配慮は基本的にしねえから注意するように！

>>200,0000
(随時、加除編集)

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1 :雪音(ノラガミ)
2011/05/18(水)　05：43

　　　護るって決めた

　　　　　　　──誓ったんだ。

　　　　　　　　　この'雪'の名に懸けて。

> 　　　　　　　(だから働けクソニート！)

>>2,00 information

(Last up：20140205)

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