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┗半月成道標独眼竜導(31-40/540)
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40 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/19(木) 15：11
先だって、小▲十▲郎が一時軍の一部を引き連れ、帰還した。
また今宵、今度は単身出向くらしい。
小▲十▲郎も連中の面も、相当疲労の色が見え隠れしている。
ただでさえ、真冬に戦に出向く軍は早々いねぇ。
雪による進路妨害、気温による体調管理が難しいこのseasonは、普通なら戦力や策を溜め練る時期だ。
小▲十▲郎には、いつも無理を強いちまってるが、此度の戦は摺▲上▲原の戦のhardさを彷彿とさせる。
久方ぶりに伊▲達▲軍が背水の陣で臨む戦かもしれねぇな。
小▲十▲郎、必ず連中と共に無事に帰還しろよ？
竜が地に堕ちるはずもねぇこと、体を張って見せてやんな。
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39 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/18(水) 11：33
斥候から小▲十▲郎の文が届いた。
#『武士の 八十弓取りら 強々し
#峰に流るる 横雲の空
>戦局は一進一退なれど、今一歩で光明を見出し、直接、真剣勝負と相成りましょう。
>政▲宗▲様の御気遣い、陣中に触れ、志気高揚と相成り候。
>皆に成り代わり、御礼まで。
>政▲宗▲様、くれぐれも宵の稽古などなさいませぬよう。留守居の御重臣御方々にも、文にて御目付けを御願い申し上げた次第。
#片▲倉▲小▲十▲郎▲景▲綱 拝』
どうやら、少しずつ戦況に変化が生じ始めているみてぇだな。
まぁ、小▲十▲郎はいつも攻守の切り替えが上手いから、きっと上手く乗り切ってくれる。
オレはそう信じてる。
>｢筆▲頭〜！茶をお持ち致しましたぜ！ただその…」
#｢ただその、何だ？」
>｢も、貰い物の茶で毒味はしたんで大事ねぇと思うんスけど…」
#｢貰い物の茶？誰からだ？」
そこにはとある茶の匂いと一通の書状。
>『やぁやぁ、元気かね政▲宗▲君？片栗粉、十▲郎▲君が不在と聞いたもので、貴公もさぞや寂し〜い思いをしているだろうと思い、この我輩が特別に玄米茶を贈呈しようと思い立ったわけだよ。遠慮はいらないよ？し〜っかりと感謝して受け取ってくれ給え！』
狐のオッサン、こいつの礼は奇襲という形で果たさせてもらうぜ…
#｢ひ、筆▲頭っ！？」
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38 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/17(火) 16：35
小▲十▲郎が伊▲達の一軍を率いて戦場に赴いている。
前夜に、オレが寂しくないよう常日頃から大切にしている笛をオレに預けてくれた。
だからオレは、その時にしていた眼帯をお守りにと渡した。
>何時何処に居ようが、心は共に…
そして、戦場に居る小▲十▲郎が斥候に託した文には、
#『【戦場より】
#野伏する 枯るる立木に 凪の旗
#みな白妙の 千代の初雪』
と認められていた。
この文から見受けるに、まだまだ長期戦が予想される。
兵糧と心身の強さと共に気候と地形を味方につけた側が事を有利に進めるのは言うまでもねぇ。
ただ、雪はオレたち奥▲州の人間にとっちゃfamilyの如くガキの頃から付き合ってきてる。
こいつを上手く使えれば伊▲達▲軍が優位に進められるだろうよ。
小▲十▲郎を筆頭とするうちの連中の武運を祈るばかりだぜ。
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37 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/16(月) 19：50
今宵も、今から一人鍛練
さすがに今宵は冷え込みすぎてるせいか、竹刀を振っていると白い吐息で前が時折霞みやがる。
小▲十▲郎はオレに、最近嬉しい言葉を貰ってばかりだ、なんて言ってきやがるが、そいつはオレとて同じだぜ？
#この座を開けるのは涯る時と決めております
Excellent、さすがはオレの腹心だぜ
オレも奥▲州▲筆▲頭としてcoolに恥じねぇような生き方をしなきゃいけねぇな
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36 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/15(日) 01：37
小▲十▲郎の奴が寂しそうな表情してんのを初めて目の当たりにしたぜ。
あの言葉には、そんな深い意味があんのか？
オレの解釈だと
｢無意識に計算していい結果に繋がった後、後々にそれが本心だと気づく」
ってことになるんだが…
Bingoか？
それにしても…
部屋から出て行くのを躊躇うあたり、cuteだよな
いつもはオレ同等、いや、オレ以上に気を張って眉間に四六時中シワ寄せてるアイツが、そういう言動すると不謹慎ながら嬉しい。
なんつーか、必要とされてる感っつーか、愛されてるなってのを肌身で実感できるからだ。
律儀で
堅物で
真面目で
真っ直ぐで
器用で
coolで
芯が強くて
面倒見がよくて
皆から慕われて
策士で
確信犯で
だが、そんなかたわらで
ある意味不器用で
鈍感で
cuteで
頑固で
ちゃっかり過保護な
そんな小▲十▲郎が、
#昔も今も大好きだぜ
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35 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/14(土) 18：59
珍しく私室の掃除をしていると左▲馬▲助たちが、こぞってずんだ餅やら温かい茶を差し入れに来た。
やけに今日は気が利くじゃねぇか、アイツら。
何かいいことでもあったのか？
やたらオレに話し掛けてきたり、smile向けてきたり…
だが…
こういう日も、また一興かもな。
いつも戦のことばかり小▲十▲郎もオレも考えていて終始眉間にシワが寄ってるが、連中が、民がオレたちをsmileにしてくれる。
竜の爪よりも大切な伊▲達▲軍の宝。
そいつは、小▲十▲郎含め連中や民のsmile。
これからも、ずっと忘れちゃならねぇ、かけがえのねぇ宝だ。
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34 :
片⊿倉⊿小⊿十⊿郎
2012/01/14(土) 16：58
煮詰まった頭ぁ冷やすには、土と対話するのが一番だ。
今年の冬は葉物の育ちが良くねぇ。
白菜も春菊も、どうにも味がしっかりしてねぇ割に硬い。売りに出しても二束三文で叩き売るしかねぇだろう。
葱、牛蒡、大根、人参は問題無し……。いや、大葱は少し病気が入っていやがるか。
秋の米も質の割に量が無ぇ。
こいつは、農民の年貢を考え直さなきゃならねぇな。
戻って勘定方と灌漑予算と共にこっちも詰めるか。
#揺るがぬ地が在ってこそ、竜は天高く昇るもの。
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33 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/14(土) 13：37
ふと小▲十▲郎の私室を覗いてみると、任務で不在の為部屋は静まり返っていたが、棚の上に置いてある木箱を見つけた。
こいつは……
開けてみると、そこには常日頃からアイツが大事そうにしている笛。
笛にはしっかりと｢片▲倉▲小▲十▲郎▲景▲綱」と刻まれている。
そういやぁ、あの宵の小▲十▲郎の笛の音は本当によかったな…
今其の眼を閉じても聞こえてきそうな程、澄んだ音色。
あの宵は、久方ぶりにenjoyしてrelaxできたな
連中の前だと、つい肩に力が入っちまうし、時には息抜きしねぇとな。
ただ…その息抜きの仕方がオレの場合は鍛練になっちまうわけだが…
こっそり、小▲十▲郎の笛持ち出して練習でもしてみるか。
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32 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/14(土) 11：31
小▲十▲郎の奴、
二刻寝たら回復するっつってたが、誰かの相談事に付き合ってるみてぇだな。
体力的なものよりも精神的疲労の方が体には残りやすいから、寝りゃ回復するってもんでもねぇ。
まぁ、アイツならそこに気づいてるから心配はいらねぇだろうが…
小▲十▲郎は初めて心配されました、なんて言ってたが、そりゃ心配するぜ。
お前がオレを心配してくれると同様、オレだってお前を心配する。
それぐらいは許せよ？
部下の身を案じられねぇ程左右も分からねぇような奥▲州▲筆▲頭で居たくねぇからよ。
昨日も鍛練してたら隼の如く勢いよく入ってきてstopかけられちまったし…過保護だぜ、うちの腹心は。
だが、過保護なのはガキの頃から何ら変わっちゃいねェな。
しいて言うなら、
>梵▲天▲丸▲様っ！！
が
>政▲宗▲様っ！！
にchangeしたぐれぇだ。
だが、そんなオレはつくづく幸せ者だと思う。
面と向かってあまり感謝の気持ちを表せねぇ分、日頃の感謝を此処に綴らせてくれよな小▲十▲郎？
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31 :
伊∴達∴政∴宗(1059BSR)
2012/01/14(土) 01：35
こんなオレにも譲れねぇものがある。
それは
#prideと生き様
世の波に漂い過ごすもまた一興。
だがどうせなら、逆らってみたくねぇか？
決められた定めだか運命だか知らねぇが、manual通りに生きる人生、オレは御免被るぜ。
自分である人生はたった一度しかねぇ。
ならよ、どうせなら自分のしてぇように生きなきゃ損もいいとこだろ？
反逆者だろうが偽善者だろうが異端児だろうが、好きに言やぁいい。
ただ、こいつはオレの人生だ、誰にも邪魔させやしねぇ。
竜のprideと生き様は、思った以上に高ぇんだ、you see？
例え泥臭くたっていい、悪あがきだと言われてもいい。
Haッ！上等。
なら、それなりの生き様を見せてやろうじゃねぇか。
オレはオレなりのやり方で国を平穏に保ち民を守り抜く。
型に嵌まるオレはcoolじゃねぇからな。
壁があるならぶち壊しゃいい。
その先に明るい未来があるなら、オレは全力でその壁を破壊するまでだ。
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