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┗( 盲愛多罪、 )(62-71/110)
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71 :
入_間_銃_兎(h_p_m_i)
2018/12/20(木) 06:54
>>> >>> >>> ( 刻んで唾棄した小数点を、 )
「──、敗北の味を噛み締めろ、」
口内に燻る煙草の煙を彼の時無くした自尊
心の如く吐き捨てて、革靴を軋ませて歩い
た地面の泥濘は恐らく委ね遣った生温い雨
期の名残、否、過ぎ去った嵐の踏み荒らし
た瓦礫──、其の屑其の物かもしれない。
掌で弄ぶ生まれたばかりの神の児戯の様な
貴方も、驚く事に人の子だったんですね、
と嘲り含んで論ってやろう。と思った訳で
す。何、少しほんの少し、懐古しては記憶
の繋ぎ目を埋め合わせた想い(と、言うには
些か軽すぎますが、)を馳せて、差し色 に
血色を喪った全てを綯い交ぜにして台無し
にする様な貴方が、総合命題の重みに堪え
忍んでいる事を、恋と言うには軽すぎて、
憧景れにしては重過ぎた、
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70 :
球磨川禊(目高箱)
2018/12/18(火) 23:57
>>>
『悩みに頭を抱えてるって言うから、』
『取り合えず考える頭を無かった事にした。』
>>>
『うーん、』
『顔が可愛いあの子へのプレゼント?』
『やっぱり泥かなあ。』
>>>
『言葉の選び方を間違えた?』
『大丈夫だよ。』
『そもそも人として間違えてるから(笑)』
>>>
『何してる?って?』
『おいおい、野暮な事聴くなよ。』
『立ちはだかる程元気が無いから、』
『こうやって寝はだかってるんだろ。』
>>> >>> >>>
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69 :
球磨川禊(目高箱)
2018/12/18(火) 23:45
>>> >>> >>>
『何でもくれるの?』
『うーん、』
『お命ちょうだい!』
『──なーんて。』
『何でも分け与えない方が良いよ。』
『誰にでも奪える命程軽いものは無いだろ。』
>>> >>> >>>
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68 :
球磨川禊(目高箱)
2018/12/18(火) 23:31
>>> >>> >>>
『クリスマスを控えて。』
『かと言って代打で何が来る訳でも無いけど』
『主役はお前らだぜ。』
『それでは皆さんご一緒に!』
むーどにのまれたばかのいいわけ!
『 据 え 膳 食 わ ぬ は 男 の 恥 !』
>>> >>> >>>
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67 :
千歳千里(庭球)
2018/12/18(火) 21:32
>>> >>> >>>
酒にも何にも溺れちょる癖に俺には溺れ
てくれんと、?なんて言っとったら「分
かるだろ」なんて叱られるんやろねえ。
まあ、分かって聞いとるけん近々の性根
の歪曲甚だしい若者の自己承認欲求と一
人のトクベツに居座ろうって執着に免じ
て見過ごして欲しか。自己肯定感の低さ
を建前に強かに息しとう自覚に摩り替わ
りつつあるばってん、せやね、確かに組
み敷いた先、皺の寄ったシーツに酔って
散らした色に目移りする様な優越感には
常々、浸っとうよ。自称に曰く、可愛げ
なかけん、引き摺りだすんが男の気概た
い。
>>> >>> >>>
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66 :
大_般_若_長_光(刀_剣_乱_舞)
2018/12/11(火) 02:54
>>> >>> >>> ( "月が綺麗ですね、" )
美しい物を愛で口説き、物にする。人生に
も刃生にも必要な、其れは当然至極な事だ
ろう。あんたに掛けた初の口説き文句は生
憎満月の夜に意味を拐かされてしまってね
。如何にも底意地が悪いらしい、彼れから
幾年を経たと言うのに未だに嗚呼、さては
今日の月の事だと嘯く。朔の日に囁くには
色が足りない、あんたを苛まれる眩しさの
夏の日に例えるには、如何にも未だ遠そう
だ。あの日見た切っ掛けの満月を、捕まえ
きれて無いんだから。
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65 :
大_場_な_な(少_女_歌_劇_レ_ヴ_ュ_ー_ス_タ_ァ_ラ_イ_ト)
2018/12/09(日) 02:04
>>> >>> >>>
「────、私の、再演で、」
だから、変わらないで、此の儘で居て、
>>> >>> >>>
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64 :
垣根帝督(禁書目録)
2018/12/07(金) 06:45
>>> >>> >>>
無惨に伸びた吐瀉物を踏み付けて、よく
もまァ此処まで詰め込んだ物だと想像に
嗤う。靠れた胃は目醒めの良い朝だ。社
会の悲劇の大名行列と擦れ違い様に踏み
込んだ重力と、自重──、嗚呼、悪ィな
。限界量の話だったか、?汚れちまった
モンは擦り付けて歩くに限る、肥えた豚
の逝く先は安穏と出荷の末路。意味有り
気な音の羅列に震う空気、掃除は、得意
じゃねェんだけどな。自分の事は自分で
って言うだろ?テメェで拭え、言葉の通
りだ。
>>> >>> >>>
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63 :
葬儀屋(黒執事)
2018/12/02(日) 16:02
>>>( 天に召しませ、胸挿す椿が落ちてく前に、 )
気高き椿の女は匂いに噎せる、小生が開
いた女の命を苛んだ美しさの話。引き立
てるべきは薄命の椿か、一瞬の人生の栄
華か。「あの花を私と同じ様に」、惨く
朽ちる物では無いよ。ヒッヒッ、全ては
美しさだ。語り継がれるべきも、持て囃
されるべきも。──、死して尚、噎せ返
る其の余韻を名残香に、愛されていたい
のなら、
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62 :
宗_三_左_文_字(刀_剣_乱_舞)
2018/12/02(日) 15:53
>>>( 秘恋、口吟む音の逝日、 )
微睡んだ邯鄲の夢に添えられた沈丁花の
皮肉。──鋳造が如く、吐息の代わりに
僕の中に入り込んだ物との溷濁。嗚呼、
冬が近ければ未だ世は明星に遠く。満ち
た、鳥籠への郷愁は屹度、刺し違えた慕
情なのでしょうか。愛、とは。欲を眩ま
す物に相違無い。敬愛も、親愛も、綯い
交ぜに愛情と形する美観。僕は此処に、
ええ、ずっと此処に居ますよ。
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