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119.龍兎相和
 ┗144

144 :丹楓(崩壊:スターレイル)
2024/10/08(火) 21:26


白珠について ②

□ご機嫌

尾が緩やかに揺れ、朗らかな笑顔が咲く。傍に居る時に機嫌がよいと余の腕や身体によく触れて来る…気がする。余の感情を揺さぶるのが楽しいらしく、揶揄や誘惑を駆使して弄ぶ姿はまさに悪戯好きの狐族らしい。

□不機嫌

毛並みが逆立つ為に尾が膨らむ、それだけ見れば愛らしいものだが、敵と看做したものへ向ける冷ややかな眼差しは……白珠が放つ弓矢の如くだ。悲哀を孕む時に限っては、それらを押し隠そうとする悪癖がある。

□仕草

感情に同調して揺れる耳と尾。余の毛繕いで微睡む瞼、肌や角に触れる指の手付き……唆る仕草を挙げるとすればこんなものか。余に限らぬ事で言えば、よく撫でる。猫でも犬でも稚児でも我らでも。景元も応星もとっくに白珠の背丈を越しているというのに、未だ手を伸ばして撫でようとする。

□愛情表現

淡く暖かく、柔らか。感情表現が素直に見えて、その愛情深さは存外秘やかだ。友愛ですらそうであるし、余に対してもそうであるが……もっと傲慢に余を愛し求めよと強請り続けた末、近頃は変化も見られる。あの日天蓋の中を夢と嘯いて肌を重ねた時、お前が堪え切れずに「好き」と口走らなければ……如何転んでいたかは分からぬ。白珠の素直さは美徳と呼んで相違ない。

□独占欲

余に比べれば控え目かと思っていたが、近頃は羅浮龍尊の番として相応の振舞いを覚えて来たようだ。痕を強請ればふたつ返事で刻んでくれ、事ある毎に「あたしの龍」と余を胸抱いて甘やかす……そう呼ばれるのが今ではひどく心地好い。

□性癖

特に拘るような嗜好は聞いていない。余に愛でられること、そのものが白珠を満たしているはずだ。だが一度きり…尾でその肢体を雁字搦めにし、締め上げながら喰らうように抱いた事がある。いたく悦んでいたように見えたが、あれは物理的な被虐趣味ではなく、余に支配される、精神的な服従に好んで身を置いているように見える。……逆か?余を悦ばせる為に健気に服従しているのか……?

□総評

明るく、愛らしく、華やか。余にとって、いや…応星、鏡流、景元…肩を並べる我ら皆にとって白珠は星だ。誰もが見上げ、その瞬きに惹かれ、流れる様に願いを込め、忌み物を射抜き、天上で道を示し照らす恒星。
その眩さは余が幾らこの手に閉じ込めようと封じる事など叶わぬ。だが、それで良いと思っている。お前がその羽を休める時、余の腕の中であればよい。その代わり、お前の心ひとつは隅々まで余のものでなければ許さぬ。


Dan Feng


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