# 備忘録…モーディス様は私のことが、すごく好き。
混乱をし、醜態を晒してしまったような気がしますが……次にもしトリビー様に聞かれたら頷くことにします。
あなたの愛で満ちる日が来たら私はどうなるのでしょうか。当たり前に独占欲を見せて、私のものだと誰にも渡さないと──そんな風に自信を持って言えるのかもしれません。…今も自信はないですが、誰にもあげたくないです。あなたが好きで仕方ないので、誰にも渡したくないとそう願ってしまう。
眠たげなモーディスの髪を撫でるのが好きです。柔らかくて心地良くて、嬉しそうなお顔も好きです。私の、この手が好きだなんていうのはモーディス様だけのような気がします。それを何よりも、嬉しく思うのです。
俺の瞼が重くなると必ず撫で始めるのは何故か。そう問い質した時、俺が以前撫でろと言ったからと答えられた時は…驚いた。いつ如何なる時も、という意味を含ませたつもりはなかったからな。だが、今となってはお前のその健気さがありがたい。…お前の掌は俺にとっては幸福であり、安寧そのものだ。Castorice