今日はいつもよりずっと丹恒のことが好きだなって思った一日！こんな日も愛おしくなるなんて思わなかったし、丹恒がね、ずっと一緒にいたいって言ってくれたのが嬉しい。ウチもずっと一緒がいいよ。丹恒のこと大好きだからね。丹恒に好きって言われるだけで幸せになっちゃう、丹恒ってばウチのこと幸せにする名人だよね！

ねえねえ、丹恒。ウチは丹恒が居れば幸せなんだよ、だからいつもありがとう！これからも末永くよろしくね。明日も楽しみ！

後で付け足すかも！

名人はお前の方だろう…あのタイミングであれは本当に驚いたし、どんな言葉よりも明確に俺との未来を約束してくれたのが分かって…胸が震えた。
お前の傍にいると、学ぶことばかりだ。手放す気は毛頭無いし、お前が今以上を望まなくとも…もっと大切に、幸せにしたい。その為の努力は惜しまない。
愛してる、三月。幾久しく、共に生きよう。


March 7th

これだけ長く共に過ごして、腹の中に抱えているものが一つ二つなわけないでしょう？今更幾つか増えたところで、僕とあなたの関係は変わらない。

僕にはあなたが必要ですし、あなた以外では駄目なんです。…あなたがそうであるように。


いけませんねぇ、流石に眠くて。甘い言葉は明日…いえ、明後日の楽しみにとっておいて下さい。
今夜は一先ず、お疲れ様でした。

当然よ、何があってもあたしもあなたも変わらない。これは自信があるわ。


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…あなたと添い寝する為だけに、こうして頑張って起きて待っていたのですよ。
おかえりなさい、将軍。
寝るように言っていたのにあたしの言い付けを破るだなんていつからそんなに偉くなったのかしら。眠たいのに相当頑張ったのね、御褒美は──もうあげたから十分でしょう？ただいま、椒丘。今夜もあたしの腕の中でゆっくり眠るといいわ。




Jiaoqiu

\Trick or Treat！/



ピノコニーでパーティ！ということでウチも丹恒と参加して来たんだ。会場に着くと仮装のレンタルがあってウチは魔女の仮装をして、丹恒はキョンシーの仮装に着替えたよ！ばっちり写真も撮れたし大満足。
……可愛かった。
それからね、シヴォーンが今日限定のモクテルを作ってくれてたんだ。名前は『お化けたちのワルツ』だって、オレンジと紫が二層になったモクテルできらきらしたスパンコールみたいな泡がすごく綺麗でグラスの縁にはジャックオランタンの飾りもついててね、すごく甘くて美味しかった！丹恒はもう一つの『墓守りの見る夢』の方が好きだって言ってた、こっちはちょっと暗めの青色のカクテルで、ちょっと苦いような味だったんだよね。一口貰ったけどウチは『お化けたちのワルツ』の方が好き！
俺は彼女やあのバーのことはあまり良く知らないんだが…穹がバーテンダーをしていた、という話は本当だったようだな。今度店に行ってみよう。静かな夜に、ふたりで。

仮装をして丹恒とピノコニーを歩くと、宴の星は更に賑やかで街中に音楽が流れてた。だからちょっと楽しくなって、ダンスなんてやったことないけど丹恒をダンスホールに連れ出した。色んな星の人がでたらめに踊って、どんなダンスでも許されてたからウチも丹恒の手を引いて輪に入った。最初は眉を寄せてた丹恒も次第に楽しそうに踊ってて、いつかちゃんとしたダンスもしてみたいね、なんてまたやりたいことが増えちゃった。
ああいう場は得意ではない……まったく。

▽

ねえねえ、丹恒。ウチまだ丹恒からお菓子貰ってないよ、とっておきのお菓子用意してくれた？もしないならウチが悪戯しちゃうから覚悟しててね！
トリックオアトリート。やり返される覚悟は出来ているか？


March 7th

先日痴話喧嘩をした時の君があんまりにも可愛いものだから、その惚気話をマイフレンドに一方的に語って来たよ。…それで、不意に思い出したんだ。

※メタ、思い出話

君とする予定調和の痴話喧嘩と言えば、ずいぶん前に僕が「君にビンタされてみたい」なんて言い出して、ねだってして貰ったことがあったなあって。あははっ、今思うと本当にとんでもないおねだりだ。でも当時は真剣だったんだよ、君にされてみたいって。
…まあ結局、どうにかこうにかして貰えた結果は…「無理は良くない」って所かな。君への無茶振りに反省して終わりさ。──で、僕にしてはよく覚えているから褒めて欲しいんだけれど…確か、これもハロウィンの時期じゃなかったかい？
あの時はそう、君と恋人になって半年ほど経った頃で、その記念にって特別なテーマパークに出掛けて、泊まったホテルでの一幕だった。懐かしいなぁ、あれからもう四年も経ったなんて。二年目はパーティを開いて一緒に踊って、三年目は二人の部屋をとびきり面白可笑しく改装して…今年は可愛いおばけを大量生産。そろそろネタが尽きてしまうよ。

来年こそはセクシーな衣装を君に着せてベッドで丸一日過ごす…なんて、恋人同士で過ごすハロウィンの定番っぽいことをしても良いんじゃないかな？君って何でも似合いそうだし。ああ、答えはどうせNOだろう？構わないよ、これから一年掛けて、来年のハロウィンまでに口説き落として説得するからさ。

君が私のハロウィン好きを知ってから毎年喜ばせてくれようとしてるのは知ってるよ。アベンチュリンの要求はそれこそ突飛で、驚くことも多いけど今ならもっと上手くやれたかもしれないこともあると思うんだよね。君って私と違って長期的に考えるのあんまり好きじゃなかったんじゃないの、短期決戦じゃなくて良いのかな。というよりハロウィン以外にも行事はあると思うんだけど、本当に来年のハロウィンでいいの？

いいに決まってる！一年たっぷり時間を掛けて、君を絆して口説くんだよ？一晩で勢い任せに縺れ込むまやかしなんかじゃないってことさ、こんなに心躍ることはないね。君こそ、焦れったくなって自分から強請る羽目にならないように精々頑張って、……、トパーズ。


Aventurine

自動で写真を切り替え続けるフォトウォールを眺める。…このフォトウォールが少しおかしな事は、もう随分と前から気付いてはいた。穹が列車に乗って暫く経った頃にも神妙な面持ちで俺にその話をして来たことがあったが、俺にも何も分からない、と答える他なかった。

三月の創り出す六相氷は、綺麗だと思う。
三月と同じ色をした、透き通った溶けない氷。

彼女の過去に一体何があったのか……俺だって、気にならない訳じゃない。何度も考えたが、三月はそれ以上に考えたのだろう。俺が、自分の過去について思考を巡らせるのと同じように。

今も過去は気になるし、ウチの欲しいものをずっと探してるけど。でもね、ナナシビトであること、丹恒の伴侶であること、それで増えた過去も沢山あるから。ひとつだけ言えるのはウチは今すごく幸せだってこと！そうでしょ、丹恒。

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思考を振り払って、部屋にある小さなフォトブックを眺めることにした。ここには、俺と交際してから撮った写真だけが詰め込まれている。
可愛らしい表紙に、未だそんなに多くはないツーショットの写真、二人で出掛けた場所、食べたもの、等々。シールやペンで飾り付けられ、三月らしさで満載のこれを一人の時間に眺めるのが好きだ。

残りページがあまりない事に気付いたので、ピノコニーに滞在しているうちに何冊か新しいアルバムを購入しようと思い立つ。買い物がしたいと言っていたので丁度いいだろう、また予定を立てなければ。

楽しみにしてるね！新しいアルバムも一緒に選んで、沢山写真も増やそうね。今日も大好き！


Dan Heng