スレ一覧
┗
130.BLUE LAGOON
┗18
18 :翠縹
2024/08/10(土) 21:53
昨日は弦月の彼と紅蓮祭に行ってきた。
リムサ・ロミンサに頻繁に訪れるようになってから初めてこの祭りの存在を知ったし、こんなに賑やかな祭りに行くのは人生で初めての経験だった。街にボムのランタンが飾り付けられていて、水風船の屋台があったり、街ゆく人はいつもよりも開放的な装いの人が多くて、彼との待ち合わせ場所に向かう足取りは街の雰囲気に当てられて少し浮き足だっていたと思う。
幸いな事に天気に恵まれたコスタ・デル・ソルの海は本当に綺麗だった。
水着でここに来たのも初めで、海の中に入ったがとても気持ち良かった。年甲斐も無くはしゃいでしまったが、同じ様に楽しそうにしてくれる彼の姿に完全に浮かれていた。
……が、巨大なアスレチックをなんとか登った後のことだ。美味しそうな氷菓を眺めていたらいつの間にか彼の姿は無くて、慌てて探したら金髪が映える褐色の肌をしたミコッテの女性と楽しそうに話している彼の姿があった。……なるほど、彼はああいうタイプが好みなのか。そしてああいう風に声を掛けるのがナンパというものか……。じとりとした視線を送ってしまっていたのか、それに気が付いた彼に宥めるように抱き締められた。……直ぐに嬉しくなってしまう俺は単純だ。
花火は彼が穴場だと連れて行ってくれた船の上で見た。
こんなことを言うとまた彼に「恥ずかしい人」と言われてしまうのはわかっているのだが……打ち上がった花火に照らされた彼の横顔はとても綺麗だった。勿論、彼の内面に何よりも酷く惹かれているのだが、彼の容姿にも心を奪われてしまっているのでな……見入ってしまうのは仕方がない。彼の宝石の様な蒼の瞳に映る花火はとても綺麗だった。この距離で彼の隣に居られることを何よりも幸せに思う。
この日のことは一生忘れないだろうな。
楽しい時間をありがとう。
楽しかったよ、こちらこそありがとう。……それはそうと、君さ……脱いだら結構凄いんだね……
[
削除][
編集]
[
戻る][
設定][
Admin]