他愛のない真夜中の日記

また確保だけして書けていなかった。正直あなたに構う暇がないほど忙しい……というわけではないが、日記を書く暇はあまりなかったな。

今夜は当直だがさっきからひっきりなしに患者が来るので眠れそうにない。夕飯を食べそこねたので休憩をもらったが、今ちょうど1時を回ったところだ。あなたは眠っているだろうか。ここのところはあなたも忙しそうだな。夜にメッセージの返事が途切れると、寝落ちたのだろうなと思う。あなたの寝顔を思い浮かべると……なんだか不思議と頬が緩んでしまう。あなたの穏やかな寝顔を思い浮かべてしまうせいだろうか。寝落ちてしまうときは、きちんと布団にはいって眠っているだろうか、おかしな体勢になっていないだろうか、と気になる。あなたは寝相はいいが、たまに変なところで眠っているようだからな。春とは言え夜はまだ冷える。きちんと暖かくして、快適に眠っていてほしい……あなたの家は暖かいから、風邪にかかる心配は少ないのかもしれないが。

夕飯…というかもはや夜食の域だが、カップラーメンを食べた。前に当直の食事はカップラーメンかコンビニの弁当が関の山だという話をしていたら驚いていたな。
>村雨ってカップラーメン食うのか
と。ふふ。あの顔は見ものだった。もちろん食べるし、自分で作れる。お湯を入れるだけだからな……ぶよぶよに伸びたカップ麺を食べることすらある。哀しいかな、割と食べる頻度が多いので慣れた。こういうものを食べていると、あなたの手料理が恋しい。とても。なにか暖かいものが食べたい。できれば肉料理で。

さて、食べ終わったのでそろそろ戻るか。朝まであと数時間。午前は外来なので、それが終わって病棟の患者を回ったら明日は早めに帰る。あなたの忙しい時間が終わったら、顔を出すこととしよう。