燃える半身
灼熱感があるという話をしていたのでもしやとは思い医者にかかるようには伝えたが、すぐに会いに行かなかったのは愚策だった。なんだかんだと理由をつけて医者を遠ざけた…とは思わないが、自分を疎かにするきらいがある以上念押しを強めにしなければ二の次にしてしまうのはわかっていたのだが。かく言う私も忙しくて顔を見に行けなかった。聞いた時点で怪しかったがこの数日で顕在化したらしく、痛みと熱発で床に伏せっているらしい。診てやると発疹が出ていたので薬を取り寄せ、食事を取らせて飲ませたところだ。早めに治療を受けていればここまで悪化させずに治せただろうに。やはり多少無理を押してでも会いに来てやるべきだった。甘えベタが、ここまでひどくなるまで泣き言をいえないのは知っていたというのに。
多少無理を強いた……というのは夜の話だが、求めるだけ与えられるのは心地よいものだ。とはいえ体格から考えても体力差はどう見ても向こうに軍配が上がるので、どちらかと言えば精神的な疲労の割合が多いと見受けるが。色々心配事も困りごともあったのだろう、疲弊している様子があったのでせめて私の前ではまぐわいに耽って忘れさせようと思ったが逆効果だっただろうか…。どちらにせよ落ち着くまではお預けだな。そんな悲しそうな目をするな。眠りにつくまでは手を握っておいてやろう。
多少無理を強いた……というのは夜の話だが、求めるだけ与えられるのは心地よいものだ。とはいえ体格から考えても体力差はどう見ても向こうに軍配が上がるので、どちらかと言えば精神的な疲労の割合が多いと見受けるが。色々心配事も困りごともあったのだろう、疲弊している様子があったのでせめて私の前ではまぐわいに耽って忘れさせようと思ったが逆効果だっただろうか…。どちらにせよ落ち着くまではお預けだな。そんな悲しそうな目をするな。眠りにつくまでは手を握っておいてやろう。