親愛なる貴女へかりそめの楽園に取り遺された私に、貴女はどんな甘美な言葉を紡ぐのでしょうか。貴女は私だけの大切な宝物。箱庭に閉じ込めて、羽根をひとひらずつ捥いで、それから足枷をつけましょう。其れを貴女は受け入れてくれはしないのです。喰べて仕舞えばいいかしら。繰り返し繰り返し、何度も貴女へ問うたとして、貴女の手に触れられる事だけを求めてしまう。今日も貴女の残骸を集めて廻りましょう。暗闇は眠りの帷。ゆっくりお休みになって。