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448.そのひともじを
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道/誉/一/文/字(刀/剣/乱/舞)
2025/04/20(日) 15:09
パブロフの犬。
誰しも思い出してふと表情が緩む瞬間というものはあるだろう、人前でやるにはあまり品の良い真似ではないがね。 罵倒されて悦ぶタイプの性的嗜好は持ち合わせないとは言え、何にでも例外はある。……例えば憎まれ口にすらなり切れないような、普段より随分と幼い口調で紡がれる「ばか」だとか。昨夜聞いたそれを、今思い出してしまった。 頻繁に聞けるものではないが、俺はそれを随分と気に入っている。その言葉が出るのは決まって俺が揶揄いめいた軽口を叩いた時で──それも、その内容が閨に関係する時に限るのでね。要するに照れ隠し、と言う訳だ。ハッハァ!実に可愛らしい! そもそも殆どが抱く側であった筈のあの方はこちらの心情をよくよく理解している。愛らしい姿を揶揄いたくなる気持ちも、その憎まれ口を聞いた所で俺は反省するどころかますます喜ぶだけだという事も。 対処に困ったとて口を噤む選択肢もある。なのに俺が喜ぶと分かっていて敢えてそれを紡ぐあの方が、俺は愛おしくて仕方が無いのさ。
しかしまあ……そう遠くないうち、その言葉だけで勃つようになりそうだ。責任は取って頂くとしようか。
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