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448.そのひともじを
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道/誉/一/文/字(刀/剣/乱/舞)
2025/04/14(月) 15:18
緑色の目をした、
自覚のあるヤキモチ妬き……などと言えば可愛気があるようで聞こえは良いがね。要は嫉妬深いタチだ。
そもそも独占欲が頗る強い。元来何かを所有する立場にはなく、誰かに所有される側である刀が何を…と言う話だな。分かっているとも。おまけに俺は可愛いあの刀のように鷹揚な精神性も持ち合わせてはいない心の狭い男でねえ。やれやれ、困ったものだ。
こんな気質を持った男を伴侶に持つと、相手によっては相当な苦痛を味わう羽目になる。同じ行動ひとつ取っても受け取り方は様々だ。自由を害されたと感じるか、過保護と思うか、大事に囲われていると考えるか──こればかりは相性次第、と言う他ない。独占欲の強さも心の狭さも大いに自覚はあるとも。ゆえに、ネガティブな悋気は起こさない事にしている。理想論だと思うかい?ハッハァ、経験上のライフハックだとも。
俺とあの方はよく似ている。価値観、積んだ経験、向けられて喜べる嫉妬とそうでない嫉妬がある所。だからこそ俺の悋気を許してくれるのだろうと思っているし、許される範囲で留めたいとも思う。それは我慢すると言う意味ではなく、伝え方や許容の妥協点を探ろうと心掛ける意味で。…まあ、俺が心配になるような真似を全くしないのがあの方でもあるがねえ。何せ人誑しで刀誑しだ、向こうが勝手に来る事もあるのさ。
そんな事を夜中につらつらと綴っていたのは、思う所があったからには違いないが……少し水を向けたらあっさりと宥められてしまった。俺があなた以外に価値を置いていない事も、あなたはよく理解している。敵わないな!
俺に御しきれない怪物も、あなたは上手に躾けるだろう。飼い慣らしてくれればいい。
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