深まってきてるこの時期に空に打ち上がる光華っていうのもいいなぁ、ジークフリートさんと見たかったな、なんて思いながら眺めてた。
祭りの何が楽しいって屋台のご飯とかもだけど、あの空気っていうかさ。みんな浮かれてる感じが好きなんだ。来年の夏は、夏祭りに二人で行こうな。約束。
ナポリタンと豆腐サラダ!デザートにスイートポテト。本棚入りのお礼!
白2-1106 「キミと信じたい運命論」
読んでくれてるって見えて嬉しくなったから声掛けちまった。ありがとな!あなたの日記は自分の心の中が色んな思いと共に書き連ねられてて、呟きにも独白?吐露?っていうのかな、整理をするためみたいな感じでさ。読んでて共感するとことかもあるから好きだぜ。俺の方も本棚に飾らせてもらうな。改めて、ありがとうございます!
とあるTRPGの話。ネタバレ注意
ジークフリートさんは、俺が差し出す得体の知れない宝石で出来た料理を、躊躇いも無く口へと運んだ。
しゃりしゃり、かしゃん、そんな音を立てながら、宝石は砕けて飲み込まれていく。
失ったものを取り戻すように、宝石は砕けて溶けて、吸い込まれていく。
これでいい、これで。
この人が培ったものを、俺のせいで失わせちゃいけない。俺のせいで、何もかもを台無しにしてはいけない。
最後の、カフェ・ブティフィールを食べ終えて、記憶は全部戻った。
全部元通り。これでいい。そう思って、夢と現実の狭間の世界から現実の世界へ帰そうとしたのに。
「足りない」
そう告げて、俺の手を掴んで離さないから、目が覚めたら俺の事なんて全部忘れて、それでいつも通りの生活に戻れるんだぜ、って思ったのに。
「お前が足りない」
そう言われて、涙が止まらなかった。
なあ、お願い。忘れないで。俺の事、思い出して。
(涙で滲む手記はここで途切れている)
結末は秘密、って事で!
こういう遊びも出来るの楽しいよな。また遊びたいし、色んな体験しような!
さて、彼の好みについて語るとしようか。とはいえまだ余り把握は出来ていないんだがな。彼の口から好きだと聞けた特徴を紙に書き起こして眺めては、確かにな、と納得する日々さ。彼からしてみりゃ俺の方が解りづらいと言われるだろうけど、それはそれ。そのうちちゃんと教えてあげるとするかね。
これは?と顔写真を見せては確認するんだけど、反応が分かりやすくていいな。
……で、なんで俺かって?そんなの言わなくてもわかるだろ。彼が好きって言ったからさ。
休みの前の日は、ジークフリートさんに抱かれる日、みたいになってきてる。嬉しいんだけど、嬉しいんだぜ?ちゃんと。でもな、いざそうなると緊張するし身体がガチガチになるっていうか。それも全部お見通しで、力を抜け、とか優しく言われると身体は勝手にその声に従うみたいに勝手に力が抜けて、色んなもんを受け入れちまう。
ジークフリートさんの声は、まるで魔法みたいだな、ってぼんやりする頭で思うよ。
「なぁ、ジークフリートさん。俺になにか隠し事してるだろ?」
そんな一言から始まるマーダーミステリーをジークフリートさんと二人で楽しんできた。感想!
結果として、俺はジークフリートさんの隠し事を見抜けたけど、ジークフリートさんは俺の隠し事を見抜けなかった。ネタばらしの時間で納得してたんだけど、俺の渾身のとある語尾は可愛いなとしか思ってなかったっぽくて笑っちまった。楽しかったし、そのあとは寝るまでイチャイチャしたから満足!またやろうな。