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362 :南健太郎
2025/05/31(土) 01:23:12



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社会科の先生が言っていた、"夢は覚めるまでその人にとって唯一の現実である"という言葉が忘れられない。つまり俺は巨大なパンに追いかけられたことも、洪水の中パンをこねたことも、俺が起きなければ現実だったということ。

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言葉には責任が伴う。中学生の俺には、恐ろしくて一文字でさえ口から出てこないんだ。俺は子供で、世界を知らなくて、目の前の部活と受験に向き合うことで精一杯だからどんなに耳馴染みが良くても、柔らかい表現だったとしても相手が安心すると分かっていても、言えやしない。何かあった時、その責任を取るのは俺じゃなくて父さんと母さんだ。中学生という立場は弱い。一つの価値観として、俺が重んじている感性とも言える。

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どんなに恭しく、且つ饒舌に述べたところでこれは"今の俺"の主張でしかない。そこには"なんの根拠もないからだ。"俺に何が分かる?
「目に見えないから信仰は生まれ、形のないものを具現化して共通言語にしたがるのが人間という生き物なんだよ」とあの子は言った。それは人間にのみ与えられた権利とも言う。俺からすれば「義務も果たせない子供が権利だけを主張するなんて」ちゃんちゃらおかしい。のかもしれない。

夢や希望を語るなと言うわけじゃない。俺に自信がないだけだ。



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