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春暁の微睡み
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44 :
手塚国光
2016/12/04(日) 22:19:46
人の心は各々異なる形を成し、器の許容量も一定では無い。
時には意固地になり、またある時は柔軟性を宿し撓るのが感情と云う物。
臨機応変に形状を転じれば、心持ち次第で寄り添える相手も変わる。
負の感情に囚われ、内面が枯渇を余儀無くされる際、寂寞感を埋める為の鍵を所持して居る者が一人とは限らないのは、それ故と感じる。
世界は広い。
海や空の様に果てし無く続き、足を踏み出せば未体験の事象が待ち受けて居る事だろう。
自らを着飾り偽るが故、より深い闇を彷徨うと云う悪循環を理解しない訳では無いが、対立や衝突無くして相手を知り尽くす事は出来ない。
一度光りを知った心は、闇を恐れる。
輝きに魅入られた瞳は閉ざす事を許されず、希望を失いつつ一点にのみ固執する。
それ自体が善いか否か、俺には判断が付かないが、痛みを受け入れる覚悟が有るのならば、揺るがぬ心で立ち向かって欲しい。
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