豪い難しい顔してヤケになっとる狼が1人。どうしたどうした、飯あらへんのか。飢えた獣は触れんなとでも言わん許に喉の奥から震えた小さな唸り聲漏らしとるケドもその眼は何処か揺れとる様に思えた。寂しいんや、…って。事情は知らんケドもそういう時は膝の上で眠ると意外と落ち着いたりするモンなんやで。触れんの苦手なら同じ部屋の隅と隅とかどない。お互いに好きな事しとる癖に同じ空気共有すんのも中々やねんで、試してごらん。