🍼：浮気ですか？

昨日俺にあんなこと聞いて来たあいつが今度俺に、

🍛：「（画像添付）」
🍛：「浮気ですか。」

なんなの突然？って思うじゃん？まあいつでもあいつは突然だけど。
飛雄が送って来た画像がまさかの俺と瓜二つのイケメンだったんだよね。
でも実際は俺じゃなくてサイトの広告。黒髪の男の子とイチャイチャしてるやつ。

そもそも俺並みのイケメンがこの世に居ていいわけ？そんなことある？ないよね？

🍼：「相手もお前じゃん、浮気じゃないよ。」

🍛：「俺はもっときゅっとしてるんで違います。」

🍼：「（きゅっと加工した画像添付）」
🍼：「はい、これなら文句ないでしょ。」

🍛：「歪んだ。すげえ耳。」

🍼：「（飛雄の顔面をコラージュした画像投下）」
🍼：「ほら！これで文句ないでしょ流石に。」

🍛：「すげえ違和感なさ過ぎて笑ったんですけど。」
🍛：「及川さんすげえ。」

そこじゃないんだよなあ……。加工力が試された一日でした。

🍼：不器用な男

飛雄が日付を超えて帰って来た。まあ多忙だっていうのは聞いてたことだけど正直想像以上過ぎてちょっと及川さんもびっくりしてて。「お前超忙しそうじゃん」って言ったらさ、

🍛：「…及川さん、不安になったりしてますか。」

飛雄ちゃん曰く、浮気を疑ってると思ったんだって、俺が。本人は本気で聞いてんだろうけど、俺はちょっと笑っちゃって。そんな心配微塵もしてない自分にも驚いたけど、何より、「お前俺に隠し通せるほど器用じゃないだろ」って。するとも思ってないし、出来るとも思ってないよ。…ちょっとナメ過ぎ？俺、飛雄のこと。

🍼：「してんの？」

🍛：「してないです。」

なんでそんなこと聞くんですか、でもなく単なる否定。
可愛いな、好きだなって毎日思ってるけど。

お前はどう足掻いたって俺のこと大好きなんだよ！

とも思ってる。ちゃんと分かってるよ。大丈夫。

🍼：ロマン持って来ました

及川さんは気付きました。大変なことに。

俺らのイチャイチャってロマンがない。俺もだけど特に飛雄の方。

だから俺は言ったんだよ、何も気付いてないであろう本人に。「なんでお前ってそんなにロマンないわけ？」って。そしたらさ、

🍛：「及川さん。ロマン持ってきました。」

🍼：「見せてみな。」

🍛：「愛してます。（壁、ドン！！！！！！！！）」

🍼：「……飛雄？これがお前の思うロマンなの？（棒立ち）」

🍛：「はい。壁ドンはロマンですよね。」

……こいつの感性、ちょっと俺には理解出来ないかもしれない。壁ドンがロマンってなに？てかそもそもタイミング悪いし、校内でさり気なくやるやつじゃないの？え、なんなの…？

🍼：ムカついたからこの後、蝉ドンしてやった。見ろ、これが俺のロマンだよ馬鹿。

（しれっと書いてるけどまた更新すんの忘れてた…）１２・１４

🍼：「恋人」

付き合った当初からずーっと言ってる。俺がさ、「お前の恋人のイケメン及川さんです」とか、俺と飛雄を表す表現を使う時に「恋人」って単語を使うとあいつ大体の頻度で

🍛：「何かザワってしますね。」

って言うの。超可愛くない？もうそろそろ慣れて来ても良い頃な筈なんだけどね。いつまで経ってもそんな風にそわついてるあいつが愛おしくて愛おしくて堪んない。今日もそんなあいつが大好きです。

🍼：くだらな過ぎる日常会話

🍛：「俺は今日煮込みハンバーグ食いました。」

🍼：「ハンバーグ。しかも煮込み………なにそれ超羨ましいんだけど。胃から出してよ飛雄。」

🍛：「え、っと、それはゲロ吐けって言ってますか？…出るか、これ。腹減ったからもう入ってないかもですけど。」

🍼：「（マジの方で捉えてる……）冗談だよバーーーーーカ！信じた？信じちゃった？」

🍛：「…うっっっぜええええええ。」
🍛：「今なら及川さんの顔面にかませるかもです。ゲロ。」

……小学生並のゆる～い頭してんのはあいつなのになんか及川さんまで馬鹿みたいじゃん。やめろ馬鹿。

(まあ、そこも好きなんだけど………）

🍼：ようやく…

何がようやくか。まあ何となく俺は察してたんだけどさ。敢えて何も言わないでおいたの。そしたら朝起きた時にようやく、

🍛：「すげー忙しいです、どうしましょう。」

だそうです。そんなん言われるまでもなく知ってたっつーの。俺がどんだけお前のこと見てると思ってんの？今更言うとかホント馬鹿。超馬鹿。

でもねホント忙しそう。夜中話せてた時間も昼間にちょこちょこ話せてた時間も、最近は減った気がする。…だとしても。どんなに話せなくたって及川さんはお前のことが大好きで、いつでもお前のこと待ってて、そうだね、いつでもお前のこと考えてるし想ってるよ。

…こればっかりは言わなくても分かってると思うけど、別に話さなくて平気とかそういうことじゃないからね。いつだって寂しいけど、お前が頑張ってるなら今は俺は大人しく待ってるべきかなって。

だからさ、飛雄。
待っててあげる、毎日お前の帰り。

🍼：炬燵

最近飛雄は炬燵でよく寝ちゃうらしい。良いご身分だよねえ、羨ましい。及川さんの家、炬燵なんて置いてないよクソ。

帰って来たらちゅーしてやる、なーんて言ってて結局これありがちなんだけど、そのまま話流れちゃったんだよね。挙げ句、飛雄も寝ちゃってたのに、突然むくっと起きて来ては話の流れで、

🍛：「帰ってきてもしてくれないので俺からしようとタイミングはかってたりさはます。」

🍼：「（あ、こいつ寝ぼけてる……）」

結局ちゅーいっぱいしたね、飛雄。

🍼：悲劇

…及川徹、十八日目にしてまさかの投稿忘れ。ずっと忘れることなく毎日書き続けて来たのにさあ…ホントに。うん、分かってる。自業自得だよね、分かってる。だからってショック過ぎる何これ。こんな悲しいことある？

１２・０９

🍛：「及川さんが可愛く見えます、ねみいからか。」

🍼：「お前クソ失礼なこと言ってる自覚ある？」

（～数時間後～）
🍛：「やっぱねみいからでした、及川さん怖え。」

恋人にこんな失礼なこと言う馬鹿って居たんだね。しかも割と近くに居た。身近に居た。……ていうか俺の恋人だった。

今日はね、飛雄にちゅーしたら噛まれた日でした。
あいつやっぱ色々バレーと混ざっちゃってるよね。超噛まれた。そんなに噛むか…？ってくらい噛まれたモンだから引くに引けなくて俺も噛みまくったけど。

……なんて平和な一日だろう。飛雄、好きだよ。

🍼：愛の逃避行

🍼：「体調治してからでも及川さんは逃げたりしないよ。」

🍛：「逃げます、抑えとかねえと。」

🍼：「はあ？どこに逃げると思ってんの？」

🍛：「分かりません、でもなんか逃げそうです。」

これが今朝の会話。どこに逃げると思ってんの？（二回目）
これはこれで飛雄なりの不安の示し方かな、なんて勝手な解釈。馬鹿過ぎて可愛いねあいつ。俺はお前の前から逃げてやるほど優しくもないし、勿論そんなつもりも微塵もない。だってさあ、どうせ逃げるなら何よりあいつ連れてくもん。よく、「無人島になにか一つ持って行くとしたら何を持って行きますか？」なんて質問が行き交ってるけど、俺は秒で答えられるよ。

「影山飛雄、俺のクソ可愛い後輩であり、捻り潰したい相手であり大好きな恋人。」

俺のとってお前はもうそういう存在なんだよバーカ。いつどこに行くにしたって必要不可欠なの。お前が居ない世界とかクソ食らえ。お前も逃げんなよ、飛雄。
逃がしてやんないけどね。

🍼：師走

飛雄が具合悪いらしい。そんなあいつは初めて見たからか、色んな想像が駆け巡ったね。もう治ったとか言うけどそれホント？ねえ。強がってるだけじゃないの。及川さんのこと心配させたくないからじゃないの。…ない頭使ってそれなりに色々考えてるところがある。俺の話じゃなくて飛雄の話ね。そこを俺が見抜いて如何に甘えさせるか、なんだけど。あんまり無理しないでよ。今日だけじゃない。今までもこれからも。こんなにイケメンで頼り甲斐のある先輩且つ恋人がいんのに、頼らなくてどうすんの馬鹿。

早くあいつが本調子に戻りますように。