エルヴィンへ。 お前は詩を書け、と言うがそれは俺には不可能だ。言葉を覚えたてのガキのうわ言みてぇになる。 …いや、なる、と思う。頭の容量を超え過ぎて想像するのも不可能だった。 …謝らんぞ。無理に決まってんのはお前も十分分かっていたはずだからな。 だが、お前が喜ぶ事を思いつかない。 だから、何か違う言葉を書く事にする。 喜ぶかは分からん。 …お前に対して思う事も感じる事も、毎日沢山有り過ぎてとても纏め切れねぇ。 今、お前の事を考えるだけで勝手に心臓が煩くなりやがる。 どこがどう好きだの、もう聞き飽きたか? 短く纏める自信もねぇ、今日は全ては言わん。 ただ本当に毎日不思議なのは、毎日毎日短時間だろうが会って、長い時間のデートもして、散々色々な所で寝たしキスもしたし、バカみてぇにいつまでも話してんのに、何故お前に飽きねぇんだろう。 飽きるどころか、確実に重症化している。それが悔しい。 …お前は俺の言いたい事が分かると言ったが、その通りだ。 お前に惚れ過ぎて腹が立つ。悔しい。…恐ろしい。 いつの間にか追い越した気がする。最初はお前の方が惚れてくれていたのに。 お前ばかり余裕がある気がする。 俺はどんどん格好悪くなる。…駄目だな。クソ情けねぇ。 本当に、お前が喜ぶかも分からねぇどうしようもねぇ文章になった。 引かれなけりゃ良いが。もう読み返したくない。知らん。 お前が嫌がっても、引いても知らん。 もっと惚れろ。畜生。 Levi |