スレ一覧
┗325.Confeito(51-55/291)

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51 :アニ・レオンハート(乱入)
2014/10/14(火) 03:45

(薔薇の束、黄に加え所々に橙を混ぜ真ん中一輪濃紫入れて)

エルヴィン!お誕生日おめでとう!…あれ?…ああ、アニこっちだよほら。もうここまで来たんだからいい加減出ておいで?

…団長、おめでとうございます(小声)

そっからじゃない!しかも聞こえない!もー本当世話が焼けるなあ(でも可愛い)

この前は遊びに来て下さってありがとうございました。とても素敵な栞も貰ってたのに(ジャンとは大違い)挨拶に来れなくてすみません。
これからも分隊長の事宜しくお願いします。


本当は私(アニ)の事って言いたいでしょ?…あ、え、ごめん、冗談だって。そんな顔で見ないで。
ちょっと!それ危ないやつじゃん!こっちに向けちゃ駄目だよ!だってアニが可愛いからつい意地悪したくな(ここからは秘密基地に持って帰ろう)


(お騒がせしました!) (団長に素敵な日々を)

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52 :エルヴィン・スミス
2014/10/15(水) 12:54

…可愛らしい事だ。

昨日は私の誕生日だという事で各所から祝いの言葉を頂いた。有難い事だ。こんなおじさんに態々声を掛けに来てくれるのだから本当に恵まれている。

まさか数日前にリヴァイから欲しいものを聞かれて漸く思い出した等とは言えないな。誰かの誕生日ならばなんとなく覚えているものだが、自分の分となると途端に興味から外れた数字の羅列へと成り代わる。
1年前の事など最早朧気にしか覚えていない。幾人の背中を見送ったのか。死線を潜りながら再びこの日が巡って来た。それは、みっともなく生にしがみついているからだろう。私は命絶えるまで、目的を諦めて死ぬつもりはない。

……辛気臭い話はやめようか。
アニとハンジが包んでくれた花束は…友情と、信頼と、尊敬という意味で手にしていいのかな。花を愛でる程の感受性は備わっていないが。とても美しいと思うよ。有難う。


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53 :アニ・レオンハート
2014/10/16(木) 07:19

恋人がいる事が幸せとは思わないね。
いなくたって仲良い友達がいれば幸せだよ。


…唐突な喧嘩を売る見栄っ張りな文言で始まる日記の真意はあんたには分からないだろうね、ハンナ。

きっかけは深夜に届いた1通の鳩。
>「どうしようアニ!フランツを怒らせちゃったかもしれない!」

見慣れない鳩の種類に目をこすりながら読む。
なにこれ…いきなり、ハンナとフランツは永遠の愛を誓います(はぁと)って署名つき伝書鳩が来たんだけど。

ねえ。ハンナ。あんた、私への鳩はもっとシンプルな子じゃなかったかい?見せ付けてるの?そうだね確かに私は非リアだよ…と、やさぐれながら返した午前2時。

翌朝、昨日はごめんね。無事に連絡がきたわ。といつもの鳩から連絡がきたんだよ。
あれはフランツ専用の鳩だから、昨日のことは忘れてと言われたから敢えて此処で公表してやる。
>「金平糖のアニならきっと忘れられるよね?成績上位のアニに出来ないことなんてないよね?」
…あんたは私を買い被りすぎだよ、ハンナ。あと…幸せそうで何よりだけど、一言だけ言わせて。

エターナルラブラブハニーダーリン・フランツANDハンナって名前の鳩はどうかと思う。本当にどうかと思う…!!!!

…二度寝しよ。断じて拗ねてない。バカップルめ……断じて羨ましくなんてない…。居ないんじゃないよ、作らないだけなんだから……私は......(何かで濡れた痕跡)

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54 :アニ・レオンハート
2014/10/17(金) 06:57

乙女としたことがうっかり唾液を日記帳に垂らすほどぐっすり寝入っちまったよ。
>>(前頁の染みは涙でなくよだれです)



嫌な夢を見た。

人でなしは私のほうだったね。ごめん。


私もあんたみたいになれたらよかったのに。
泣く事さえも満足に出来ない。きっと張り付いた薄ら笑いで誤魔化すのさ。それが一番楽だから。

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55 :アルミン・アルレルト
2014/10/17(金) 19:11

本があれば生きて行けると思った事がある。
僕は弱くて、外に出れば力の強い子達に殴られる。だから僕は祖父の書斎が好きだった。自分以外存在しない小さな世界。永遠に止まった時の中で、古い紙とインクの匂いに囲まれて頁を繰る時間は何よりも穏やかで心地良かった。
膝を抱えてランタンの薄明かりの中で本を読むのが僕のお気に入りだったんだ。会った事もない祖父の父が、そして優しい祖父が、父が、母が、埋めていった本棚。中には禁書とされる本もあった。その時はそうと知らず読んでいた沢山の知識たち。

>「禁書、か。アルミン、この壁の中に、此れが外の世界の事を描いた本だと何人が分かると思うんだい。誰も分からない筈だよ、これは《御伽噺》だ、そうだろう?《無い物》を取り締まる事など出来はしないのだよ」

祖父の皺だらけの笑顔が浮かぶ。悪びれもなく嘯いた…。…今ならわかる。焚書の命に従わずにそれを手元に残した理由。きっと僕と同じように、外の世界を見てみたかったんだよね。

今はもう生家の瓦礫の下。きっと二度と手に取る事も出来ないけれど、本は人間が、人間に伝える為に書く物だから。僕はこの目で見たもの全てを忘れずにいたい。

ささやかな夢がある。いつか約束した光景を三人並んで見る事が出来たなら。僕も、本を書いてみたいな。途方もない夢かもしれないけれど。それまで生きていたいんだ。

かつて誰かが記したそれが僕に希望を与えたように。

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