・焦燥


欲しいのは絶対的な屈服、邪魔をするのは過剰な程の自意識。

…腹八分目位がいい？テメェがそんな器用な人間には見えねぇがな。
やはり器用を押し殺しているだけか。
喰らうなら全て、だ。全て喰らえ。その覚悟が無ければ手を付けるな。
だがもうお前は手を付けちまったんだ、さっさと腹に収めろ。
苦しいなら吐け、臓物が出ちまうほどに吐け。指を突っ込めばいい。
そしてもう一度俺を喰えばいい。
毒を食らわば皿まで。もう遅ぇんだよ、分かるだろ。

欠けるは貪る本能。動物であることを認め欲に焦がれろ。
本能を、本性を剥き出せ。

それが出来ねぇなら目の前から失せろ、グズ野郎。

・夢

全ては不健全であり不潔である。
真面なんてものはこの世界に何一つとねぇ。
小奇麗にしている女も身包み剥がせば臭ぇんだよ。

見る者の幻想でしかない、想像でしかない。
一篇の夢でしかない。
なら俺は最上にして最悪の夢になってやろう。
夢を見続ければいい、終わりも無い。

なあ知ってるか、天使は人を焼き殺しちまうんだぞ。
何の炎で身を焼いてやるか、原罪か焦がれか。
その前に羽根を捥ぎ取っちまえよ。焼くのでも切るのでも好きにしろ。
俺はひたすらに、この自由に飛び立てる羽根を疎ましく思う。
人は羽根を愛でるが籠に囚える事は無い。
刹那的な関わりを求めているからか、それとも。

ならばお望み通り、俺は自由で在り続ける。
沢山の名を持ち意味を与えよう。夢で在ろう。

夢、夢。醒めてくれるな。
声は無意味に煙に溶ける。

>おやすみ、悪い夢を

・否定

否定と肯定の工程は何を生むの、
何も期待してはいけない。

>口を閉じなさい

嗚呼、私のこの羽根を。
そのまま引き千切っては貰えませんか。

>目を閉じなさい

脚も如何か切り落として。
あなたは私の絵、ずっと見つめている。

>耳を塞ぎなさい

言葉は溶けてしまった、
孤独な枯葉。



私が求めているものと与えるものは違う。
神様に、天使になれなかった。成れの果て。
火をそっと消して。必要無い。

・彼の事


負担を強いることはしたくない。
だからと言って他で鬱憤を晴らすのはよくない。

優しくしなくていい。冷たい位が丁度良い。
あなたは太陽、焼かれて妬いてしまう。
だけどこの身を焦がしてでも私はあなたを護りたい。

他の誰に後ろ指を差されようと、泥を投げ付けられようと。
あなたにだけはそうされたくはない。あなたがそうされたくもない。
私はあなたのその優しい心に依存してしまっている穢い女。
よく見せようと必死に繕っている。
私はあなたが思うような、人間じゃない。

……何があっても守ってみせる。
あなたの不幸と私の幸せを引き換えに、
この身を賭してでも守り抜く。心臓も体も全て捧げる。

私は強い決意を此処に書き記しておく。
忘れないで、

気付けば日に10時間は寝てるかな…トータルで。

この独占欲とか束縛心とかどうにかなんないものなのかー。

あ、それより今日は良／い／夫／婦の日！
悪い夫婦の日ってないの？差別よくないよ。
私とエルヴィンはどう考えても悪い夫婦でしょ？ね、エルヴィン！

>あと例の映画、今日見るんだっけ？奇しくもこの日に。
>ありがと、神様！

というかまた虚しくチュウチュウしたいね(笑)
チュウチュウしようよ、私はジャンの練習の成果を拝みたい！