もう三か月か、長いようで短かった。
この間二か月の記念の言葉を認めていた筈だろ。
光陰…何たら、そんな言葉もあったな。

…お前と出逢ったのは暑い夏の日だった。それがどうだ、もう季節は冬を匂わせている。この三か月間本当に色々な事があった。実を言えばお前の知らねぇ所で一悶着も二悶着もあり…まぁ、時にはグレて病んでみせたり弱った顔を晒した事もあった。この一ヶ月でお前に俺の情けねぇ部分を見せちまったな。…だが後悔はしてねぇ、それも含め俺だ。迷わず愛してくれるだろ。な、エルヴィン。俺はお前が例え女々しく泣こうが甘えようが愛する自信がある。それすら愛しく思うだろう。これからも他の奴が見る事の出来ないお前を俺に見せろ。…俺だけがお前を独占し縛り付け恋する事を赦されている。他の野郎にテメェをくれてたまるか。心さえも俺が飼い慣らしていてぇと。

…三か月経った今、俺とお前のある種の境界が揺らごうとしている。
肉体の繋がりを全く重要視していなかった。売れねぇ詩人の様に陶酔した気色の悪い価値観を垂れながしたりもしていたな。ところがどうだ、今じゃお前のあれやそれに興味を持った。体より精神の繋がり、と口では言っても心の内じゃ今すぐこの唇を塞いで犯せ嬲れと飢えている。お前の上に跨ってあんあん啼きながらテメェの乳首にぶら下がっているソレを引っ張って、頬を何度も殴って紐か何かで首も絞めて。時に罵声を浴びせながら……チッ、俺は発情期の猿か。頭の中はテメェとの其れで溢れちまいそうなんだよ。

記念日だってのに…相変らず纏まりのねぇ文になっちまったな。

…3か月、次は4か月目か。
精々俺に振り回され尽くしてろ。それがお前にお似合いだ。
自覚しろよ、マゾ豚。愛してる。