スレ一覧
┗272.白刃に消ゆ。【半完混合、時に背後透過/R18】(6-10/83)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
6 :
オルオ・ボザド
2013/12/22(日) 14:31
>白髭のメタボいおっさん。
こと。サンタさん。
お願いです。あと一年で成人する俺の秘密のお願いです。
多分最後のお願いになるでしょう…
俺に人との縁をください。
できるだけ強く、細くていいから長い縁。
……なんて、な。
本当にクリスマス開けてそんなのがあったらびびってションベン漏らすわ。
>今ある縁を今以上に大切にしたい。
>まだ見ぬ縁も、どうか俺と結ばれることがありますよう。
[
削除][
編集]
7 :
オルオ・ボザド
2013/12/24(火) 11:22
>空は今日も、人類の最低な生活も知らず、無邪気に蒼い。
……俺は鳥になりたいなんて、おもわねぇが。
空はキラキラして、腹が立つほど無邪気に、毎日毎日そこにある。
時々、何やってんだ、と思うことがある。
仲間が簡単に死んで、劇的とかそういうのじゃねぇ、悲鳴を上げてぱきぱきと菓子のように巨人に食われて、死んで行くのを俺は何度も見た。
知っていた奴の暖かい瞳が、ドロリとした死体の目に変わる瞬間を何度も見た。
助けられなかった。
動けなかった。
恐怖。躊躇。そして、俺自身が俺と国の為に仲間を切り捨てた。そんなの、腐る程ある。
…何をやってるんだ。
たまに思う。
硬いパンを噛みちぎりながら、
そうやって喰われた戦友を思い出すこともある。
嗚呼、
この世は無情だ。
世間がクリスマスだろうが、
俺たちは壁の外に出て殺される。
屍の上で、俺たちは笑う。
>それが、たまに、酷く気持ち悪い事だと、思うのだ。
[
削除][
編集]
8 :
オルオ・ボザド
2013/12/25(水) 14:32
>これは恋なのか?
気になる奴がいる。
それだけの話。
ただ漠然と、そいつといるのが楽しい。
胸を焼く炎なんてねぇ。
あるとしたら優しい暖炉の炎だ。
>これは恋なのか?
答えが出ない。
俺は
>恋をしてるのか?それとも。
恋に似た、親愛なのだろうか。
俺にはわからない。
>分かる時には、きっとすぐに分かるだろう。
この気持ちは少なくとも、愛情の類だ。
友愛か、親愛か、恋愛が、師弟愛か。そんなのしらねぇが。
#先日わかった。師弟愛的なもんだ。
#恋までの道のりはまだ遠いらしい。
[
削除][
編集]
9 :
オルオ・ボザド
2013/12/27(金) 14:39
>白刃はいつだって俺を導く。
白刃の示すたった一つの事実。
それは俺が、ひとよりちょっと上手に、巨人のうなじを切り取れるだけの能力を有している、という事。
ペトラやエルド、グンタが巨人の脚や肩を削ぎ、俺がうなじを削ぎ落とす。
いつもの連携プレーだ。
俺は、補佐があまり得意ではない。
とどめは得意なんだが。
>巨人のうなじ。
>俺たちの殲滅すべき目標の弱点。
>戦闘中、それは俺の目の中に間違いなく捉えられ、俺のブレードは間違いなくそれを削ぎ落とす。
>それだけの能力はある。
…胸を張れた事でもねぇ。
どんなにうなじを削げても。
どんなに巨人を殺しても。
俺は、大切な仲間を救えたわけでは、ないのだから。
いつぞや、リヴァイ兵長に、死にそうなところを助けられたことがある。
巨人に囲まれ、兎に角死ぬまでブレードでうなじを削ごうと決めた時だ。
班員は死に、俺だけが残った。
班員だった、戦友だったものは、ぐちゃぐちゃになって、トマトのペーストみてぇになって、壁にこびりついていた。
閃光が、俺の視界を舞った。
気が付いたら、俺の周囲の巨人は首を垂れ、蒸気を上げ、たおれかかっていた。
>「死にたくねぇなら、早く立て」
あの声を、俺は今でも覚えている。
ーーーーー、あの人のように、強くなれば、俺もきっと胸を張れるだろう。
今より、仲間を救えるようになるだろう。
だから俺は今日も訓練をする。
もっと上手に、もっと早く、もっと確実に、もっと的確に。
>やつらのうなじを削ぐために。
>誰かの命を救い、俺の命を守るために。
[
削除][
編集]
10 :
オルオ・ボザド
2013/12/28(土) 13:23
>揺れる。記憶の揺りかご。
妙な夢を見た。
俺は夢の中で自由に空を動いていた。
飛んでいるとは違う。
立体起動で、だからな。
俺の刃は何よりも鋭かった。
とある巨人のうなじを削ごう。そうしたとき。
>巨人の顔がペトラの顔になった。
俺の刃は止まらない。
ペトラのうなじを削ぎ落とした。
…そこで、目が覚める。
全身冷や汗まみれ。頭がガンガンする。
脳味噌の中で小人が工事してるみてぇだ。
頭痛ぇ。
二日酔いだってこんなにひどいわけねぇよ…
#シャワーでも浴びて、さっぱりしねぇと。
[
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書
[
戻る][
設定][
Admin]