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┗279.一匙のゆらめき(8-12/31)

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8 :オルオ・ボザド
2013/12/29(日) 02:24

逢瀬の時間




※本体交流・現パロ 注意



>遅刻から始まる

―待ち合わせて出掛けないか?買い物して、飯食って、映画でもどうだ。―

そんなあいつの誘いに応じて今日は朝から出掛けてたんだが、俺の相変わらずの寝起きの悪さ故に、互いに遅刻。
自業自得とは言え初っ端からこれはどうなのか…次はもう少し早く起きようと思う。

挨拶もそこそこに、行きつけの洋菓子屋で久しぶりに甘いもんを買った。
この前のクリスマスプレゼントの返しもまだだったし、とあいつが好きそうなものを詰めて渡してやったら素直に受け取られて一安心。
遠慮が過ぎる奴とは押し問答になっちまって面倒臭い。好意に甘えるのも時には必要ってな。


>贈り物の応酬

そのまま序に最近どうにも使い勝手が悪かったコートの代わりを買いに行ったんだが。
俺の背姿を見ていたあいつの目が結構真剣だったのが何とも言えねぇ。…こっち見んな。

会計済ましてやたらとでかくなった荷物を抱えて店を出たところで、またあいつから物を貰っちまった。今度はピアスだと。
つっても俺は耳にピアス穴なんざ開けてねぇ、と零したら、嬉々とした様子で開けてやろうか、と微笑まれた。
痛ぇのは嫌いなんだが。贈られたからにはつけたい気もする、…のは確かだ。

その後あいつが女物の下着屋で熱心に下着を見ていた事はあまり触れずにおこうと思う。
オルオに買うか…と呟いていたのも聞こえなかった事にしておく。


>昔のはなし

のんびり映画を見終わったあと(あいつは自分から誘ったくせに俺の横で寝ていた)、勧められる侭に飯屋へ赴く。遅い昼飯。

箸を緩慢に揺らしながら、自然と話が昔の話だの、交友関係だのの話になる。
どんな奴とどんな話をするだとか、どんな奴が好みだとか。
俺がすっかり話し終えて回顧に耽っていた時に、ぽつりとあいつは嫉妬する、と零してたが…あいつ馬鹿か?
俺だってお前の話聞きながら内心かなり妬いてたっつうの。お互い様だ。


>音を通した意思の疎通

お前の歌が聞いてみたい、という物好きなあいつに応え、ちょっとばかし個室へ。
俺の歌だと思った、と笑いながら口遊まれた曲の歌詞がどうにも聞いててこっ恥ずかしく、思わず顔を背けた記憶がある。
じゃあ俺からお前へ、と歌ってやった曲はひとつだけだったが、その前に歌ったとある曲も実はお前に宛ててだった。
どれだったか気付くかは知らないが、…いや、掘り返されたら気恥ずかしくて反応に困るから気付くな。

エルドの低音が心底羨ましい。
…もう一度くらい変声期こねぇもんか。


>文句に見せ掛けた、

飯食ってる時にじっと俺の方を見ていたり。
顔を背けるとこっちを向けと笑いながら咎めたり。
やたらと可愛い可愛いと男の俺に向かって連呼したり。
文句を零す俺に臆面もなく愛してるからなと言ってのけたり。

顔を背ける理由も意味もわかってるくせに、俺で遊ぶな。馬鹿。


>最後に

今日のエルドの一言。

―小さい女の子は良いな。―

このロリコン。幅広すぎだろ。


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9 :オルオ・ボザド
2013/12/29(日) 03:15

些細なこだわり




エルド曰く、こういう冊子を飾る真似は苦手らしい。
別段俺も得意ってわけじゃねぇんだが、まぁ出来るだけやってみるかと試行錯誤して今に至る。

だから、俺が主体で用意した日記だしなと、他意もなく名前の欄には俺の名前を先に書き出したんだが、
エルドのやつはそれが気になってそわついていたらしい。

左右逆だと思われるんじゃないか?と言われた時は流石に笑った。
そんな変なとこ気にしてるあいつは妙に間抜けで癒されるが、要望に応えて直しておいてやった俺は優しいと思う。

序にタグの扱い方がわからなくて怖いから、と極力タグを含まず筆を執っていることや、
編集用の鍵が自分でわからなくなって書き直しも出来なくなっている間抜け具合も見聞きすると和むもんがある。


面白いから、もう少し一人でやらせてみるか。


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10 :エルド・ジン
2013/12/29(日) 23:40

no title




*背後交流/現パロ注意*



#昨日は映画を見に行こう、と誘ってオルオと待ち合わせした。
朝一で起こしたら可愛い寝惚け声。アイツは眠いと声が一段と可愛くなる。
最高の目覚めだ、と思った。俺はゆっくり風呂に入った後だったが。


#待ち合わせして割と直ぐにアイツの好きな菓子屋へ。
クリスマスプレゼントの礼に、とチョコを買ってもらった。
凄く嬉しかったし、帰って食ったら最高に旨かった!


#俺の好きなチョコレート屋がドリンクメニューを出しているというので連れていってもらった。
季節限定のを飲んだがとても旨い!アイツはホット、俺はコールド。
互いに違う味を楽しんだが、ホットの方が俺の好みの味だった。
次にまだあったら今度はホットにしてみようと思う。


#映画までは時間があったので、アイツのコートを見に行くのに付き合う。
どのコートも凄く似合っていて真剣にどれがいいのか迷った。
だが、最終的に選んだコートはとても良く似合っていて、俺としては眼福だったな。

会計が混んでいたので、その間にアクセサリーを見ていたらアイツにとても似合いそうなのがあってつい買ってしまった。
ピアスが空いてないのは知っていたんだが、どうしても我慢出来なかった。
受け取ってくれて嬉しかったな。


#案外のんびりしていたみたいなので、映画館に移動する。
今世では脚の悪い俺に合わせてゆっくりと歩いてくれるアイツに感謝しつつ映画館に到着。
凄く楽しみでアイツを誘ったのに、途中で飲んだ痛み止めの所為か映画途中で眠ってしまった。
物凄く後悔&反省している…。


#その後は遅い昼食の為に俺のお勧めの点心の店へ移動。
此処の点心、凄く旨いんだよなぁ。
勝手に色々注文したが、アイツは食べるのがゆっくりで俺は早くて、
でも人が食ってる姿を見るのが好きで眺めていたら、
アイツが照れてるのか視線を合わせてくれなかった。
そんな態度も可愛いんだがなぁ?

過去の話やら色々した。
思ったよりも趣味が合ってる部分もあったが、嫉妬もした。
馬鹿らしいとは思うんだがな…過去の恋人に嫉妬なんて。
まぁ、俺も恋する男だ、って事だ。


#その後はちょっとだけでもカラオケへ。
アイツから貰った歌が凄く嬉しい。俺もアイツに捧げる歌を。
俺の低音が羨ましいと言われたが、俺はお前の高音が羨ましい。
互いに無い物強請りなんだろうな。


#兎に角、オルオと居ると時間を忘れる程楽しかった。
煙草休憩やらで随分と休憩を増やしてしまったが楽しんでもらえただろうか?

まぁ、アイツの日記を見る限り大丈夫そうだが。



#オルオへ
俺はロリコンじゃない。訂正しろ。小さい女の子は純粋に可愛いだけだ!!


..


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11 :エルド・ジン
2013/12/30(月) 16:32

余裕



#アイツは俺に余裕を失くさせる天才だと思う。

アイツに…オルオに出会うまで、俺はチャラドだとかエロドだとか不名誉なあだ名で呼ばれつつも、気楽に遊んでいた。
男でも女でも相手は誰でも良かった。ただ楽しければ良かった。

アイツに出会って、今思えば一目惚れに近い。
言葉遣いが好みで、行動が好みで、だが一期一会だと思っていた。
耳元でそっと囁く事も出来なかった。
だから、アイツからまた会いたいと言われた時、柄にも無く舞い上がった。

付き合い始めてまだそんなに経ってないのに、俺はアイツの前で余裕なフリをするが既に余裕が無い。
何時か、俺に呆れるんじゃないか?とか、失望されるんじゃないか?と不安になる。

俺はそうして余裕が無くなって、表面上は笑っている。




#居るのか居ないのか判らない神様

どうか、余裕の無い俺を見ても、アイツが失望しませんように。

..


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12 :オルオ・ボザド
2013/12/31(火) 20:49

本音



あいつの余裕のない顔を見るのは、初めての事じゃない。

けどあれは俺に向けられていた顔じゃなかった上に、俺はああはなれねぇと思っていたから。
その顔を俺に向けられる日は来るのかと少し不安に思っていたし、自信もなかった訳だ。

あいつは何時だって余裕ぶっていて、俺に隙を見せねぇから。
俺にとってものあいつは食えねぇ先輩で同僚で、きっとあいつにとってもそれは変わらなかったんだろうと思う。
だからこそ崩したい壁があった。情けなく解れる表情を見たいと思ってた、が…俺は口下手で受身だった。

結果から言えば、さっさと言っちまえば良かったと思う。
泣きそうに笑うあいつの顔が、心底好きだと思った。

本当、お前はもっと俺に溺れちまえばいいんだ。
先輩ぶる余裕も、隠そうとするプライドも何もなくなるくらいに、俺だけ見てろ。


>お前は知らないんだろうな

もっとおまえが欲しい、って言われたとき、俺が泣きそうだった事なんてよ。



..


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