スレ一覧
┗279.一匙のゆらめき(3-7/31)

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3 :エルド・ジン * オルオ・ボザド
2013/12/23(月) 04:16

books


愛読している日記について。


***White***
* 背骨
* 郷愁
* 空腹を食べる
* 世界十分前仮説
* 白刃に消ゆ。
* No Logic
* 残響はメロウ
* やがて蒼空へ還る
* Der Erlkonig
* good night,baby.
* ミケ・ザカリアスの残した手記

***Gray***
* 天泣.
* コントゥルタン
* roomno.999
* HIBRIDの独唱
* 宛名のない手紙

***Black***
*
* core
* うわばみ
* 永劫此岸、
* 雑日記帳
* 一日千秋
* eghna
* spit it out
* 深海から星屑を見る



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4 :オルオ・ボザド
2013/12/28(土) 04:09

色づく距離




かたちから入ろうとしたのは良いが、拘り過ぎたのか出だしが幾分か遅れちまったように思う。
まぁ、これはこれで俺達らしいかと一先ず置いておくとして。


>聖夜の夜

生憎と世間が聖夜だの性夜だの騒いでいたその連日は俺は二日間とも任務と訓練に必死で、ゆっくり部屋で寝る事すら侭成らなかった始末。
顔見知りが皆挙って楽しんでいるのを横目に見ながら兵舎に戻ってきた訳で、帰りも遅かった俺はその日に何の期待もしていなかった。当然だ。

が、慣れ親しんだ自室へ足を踏み入れてみればそこには見慣れない包みと、やけに整った文字の添えられたメッセージカード。


―お前の好みだといいんだが。美味しく食べて飲んでくれ。良いクリスマスを。―


茶葉の詰まった缶と、幾つかの調味料。添えられたシンプルなカードにはあいつの文字。
嬉しくなかったと言えば…まぁ、…嘘になる。

寝て起きたら、柄じゃないが素直に礼を言おう。それから、ほんの少し。偶には好きだとか言ってやるのも悪くないかもしれない。
そんな風に逸る気持ちをどうにかこうにか押え付けて、その日は眠った覚えがある。


メッセージカードは、今も直ぐ手が届く場所へ。


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5 :オルオ・ボザド
2013/12/28(土) 04:34

鼓膜を揺らす




※本体交流内容 注意



>何の変哲もない朝

俺の寝起きはかなり悪い。自覚していてもどうしようもねぇ事はあると半ば自分で諦めているほどに、悪い。
頭が寝ている時に掛けられた言葉なんて一つも覚えてやしねぇし、自分で返した言葉すら欠片も頭に残っていない。
ペトラに聞いた話じゃ随分とはっきり喋っている…らしいが、全く記憶にない。まるで酔っ払いだ。

そんな俺の寝起きの声が聞きたい、と言われて、初めてあいつが、どんな声で俺に話し掛けていたのかを知った。二日前の昼頃の話だ。

心地良い声だと、素直に感想を述べるならそんな言葉が出てくると思う。
序に付け加えるなら、耳によく馴染む。

俺は兵長直々の班員である事に誇りを持っている。
故に俺が粗相を仕出かす事で兵長の顔に泥を塗るなんて真っ平御免だ。
軽々しく言う言葉でもねぇが、例えて言うならそう、死んでも。
そんな意識が強い所為なのか、馴染みの顔の前で以外は余り気を抜いて生活している気はしねぇ。

そんな俺だが、こいつの前ならこのまま寝ちまっても良いかと、そんな風に思わせる声だった…様に思う。
限りなく遠回しな言い方をしてはいるが、簡単に言っちまえば安心する好みの声だって話だ。
お前が紫煙を吐き出す音は、妙に色気があった。癖になる。


そんなお前を取り巻く音を耳に、数時間後も目を覚ます。

ちゃんと起こせよ。


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6 :エルド・ジン
2013/12/28(土) 05:21

*背後透過注意*


今日はハンジ分隊長が嬉々としてシュウマイを作成していた。
その隙間をぬって俺は鳩を飛ばす。

酒とシュウマイで腹を満たし、何時もよりも遥かに早い就寝。
夢の中でお前と二人で笑っていた。何気ない日常だった。
ショートスリーパー故に何度も目が覚めて、こうして日記を綴る。

後、数時間したらお前に会える。
後、数時間したらお前の声が聞ける。

酷く、楽しみでならない。

その数時間後の為にもう一度寝てみるが、嬉しくて眠れるのかは判らないな。
それだけお前に惚れ込んでる。

早く寝起きの可愛いお前の声が聞きたい。
俺の声で起こしたい。
それから待ち合わせして、旨いモンを巡って、歌を歌ったりしながら楽しみたい。

今日も幸せな一日になるだろう。

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7 :オルオ・ボザド
2013/12/28(土) 09:55

寝惚け眼




お前の声を聞きながら毛布の中篭ってて、寝るなってのは無理があるだろ。
…いや、起こせって言ったのは俺なんだが。

眠さの余り、準備をしようとするお前を引き留めて睡魔が退くまで付き合わせちまった。悪い。

兎に角何とか兵舎を出て太陽を拝んだところで、慌て馬に飛び乗る。
このままだと確実にあいつを待たせそうな、気が…するんだよな…


俺も早く会いたい、…なんて言わせんなよバーカ。

急ぐから、待ってろ。手引いて歩いてやるから。


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