仲間一覧
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485.《FREEDOM-千夜一夜-》
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26 :イエロー
06/19(水) 14:08
第12夜<范帝国の一件⑫>
バレンタイム
「悪ィメディちゃん」
メディ
「礼はいいから!先急ぐよ」
兵士達が去っていくのを確認した後に王宮の前にある大きな扉の前に立つ2人
萊 白シュウの懐からくすねていたもう1つの王宮ゲートの鍵を回して中に侵入したバレンタイムとDr.メディであった
ー王宮内ー
バレンタイム
「バレハハハ。想像はしていたけど中も随分広いな」
メディ
「それより地下よ!地下を探しましょ」
兵士の1人
「止まれ!!」
バレンタイム
「は、はい?どうしました?」
兵士の1人
「貴様ら今ゲートから来た様子だが?」
バレンタイム
「あれ聞いてません?西区域から代わりで来た者ですけど」
兵士の1人
「お前らのその甲冑は門番の兵の者であろう…その者達がわざわざ王宮内へと…!」
王宮内の兵士と王宮外での兵士は区別を付ける為に別々の甲冑をつけると事が義務であった
メディ
(バレン!後で殺す。これ門番用の甲冑なのね)
バレンタイム
「くッ…(見つかったのは1人だけだ…やっちまうか?)」
メディ
「すみません…新人な者で…すぐ戻りますのでどうか見逃して貰えませんか?」
兵士の1人
「范の兵士は規律正しく!それがルール!これは問題だぞ…そこで待っていろ…まずは身体検査をさせて貰う…処罰はその後決定するだろう」
メディ
(面倒ね)
兵士の1人が背後を向いた瞬間
シュッ…
メディは視界から消えた
バレンタイム
(メディ…まさか?)
兵士の1人
「おい?もう1人の兵は何処に行った!?」
バレンタイム
「さ、さァ」
メディ
「ケロケロ…」
メディはいつの間にか甲冑を脱ぎ捨て
天井に重力を無視して這いつくばっていた
兵士の1人
「おい!答えろ!もう1人は何処だ?これは明らかな規律いは、ぶはァァ」
ズゴーン……
メディは天井からお尻を兵士に向けて降り立った…兵士をクッション代わりに
咄嗟の衝撃を受けて気を失う兵士
メディ
「よっこいしょ。これで一件落着ケロね…」
バレンタイム
「相変わらずだな…それにしてもその姿いつ見ても慣れねェなメディちゃん」
メディ
「そうケロ?まァ能力発動すると語尾が変わっちゃうのが難点ケロね…」
ザリー海賊団唯一の能力者でもあるDr.メディ
★悪魔の実の能力者
ケロケロの実のカエル人間
ゾオン系と勘違いされやすいがパラミシア系
手足を吸盤に変える事でどんな壁や天井にもくっ付く事が可能である
脚力も人間の何倍もある
舌も自由自在に伸ばせる
メディ
「はーあの甲冑窮屈だったケロ…いいことバレンあんたは気絶してるこいつ(王宮内の兵士)の甲冑を着て地下を目指しなさいケロ」
バレンタイム
「メディちゃんは?」
メディ
「当初の目的の1つだった王宮内への潜入は成功した…私は背後に隠れながら何かあったら援護するからケロ」
バレンタイム
「しかし気絶させなくても。地下牢までの行き方とか…鍵とかもこいつから聞き出したかった」
メディ
「うっさい。咄嗟の事だから仕方ないでしょ」
バレンタイム
「確かにまァメディちゃんのデカ尻アタックは災難か、幸運か」
メディ
「死ね」
バレンタイムへ中指を立てるメディ
バレンタイムは門番用の甲冑を脱ぎ捨てメディのお尻アタックで気絶してる王宮内の兵士の甲冑を剥ぎ取り着る事に成功した
兵士の1人
「………」
口には念の為ガムテープを貼られ体はロープで縛りトイレの個室に閉じ込めた
バレンタイム
「これでバレねェだろ。さて地下を目指すか」
タタタッ…
地下を目指してあちこちを駆け巡るバレンタイム
バレンタイム
「何処だ?一体何処にいるザクロ…んでついでにあのパーマ(ジャンク)野郎も」
ー王宮内ー
地下牢
ジャンク
「へっくし」
ザリー
「風邪かよこんな時に」
ジャンク
「違ェよどっかのアホが噂してるんだよ」
ザリー
「それより算段は?」
ジャンク
「あの飯炊の姉ちゃん(七世)が鍵だな。あいつを上手く利用出来れば」
…
七世
「何か言いましたか?」
ジャンク
「どっから湧いて来た飯炊き女」
七世
「人の事を飯炊き女なんて失礼な…それより今の話聞こえてましたよ。私が鍵だとか」
ジャンク
「何でもねェよ」
ザリー
「脱獄するんだよいいか?てめェも協力しろ」
ジャンク
「馬鹿正直に言うなよ」
七世
「脱獄ですって?不可能ですよ。ここは范帝国の中でももっとも強固とされる王宮内なのですから!」
と、その時…
ブゥゥゥゥゥゥ…!!!!!
王宮内に響き渡る警報
ザリー
「何だこのサイレン」
七世
「これは警戒レベル"S"の警報!?」
(Android/Chrome, ID:gkv/fT8r0)
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