仲間一覧
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485.《FREEDOM-千夜一夜-》
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44 :イエロー
12/08(日) 22:48
第27夜<范帝国の一件㉗>
オリヴァ
「あの女に比べりゃ…てめェは大した事ねェな。それに残り2人の"最期の世代"も俺が狩る予定だ!ヴァハハハ」
ザシッ…
ザリーの振るった釘バットを左腕で掴み取ってみせたオリヴァ
バレンタイム
(完全にザクロの攻撃を読まれてるぜこりゃ…)
メディ
「あの〜…もしかしてだけど…」
オリヴァ
「何だよカエル女!」
ジャンク
「余所見すんなって言ったろ…雑音の斬撃(ノイズル)」
ズザァァァッ!!
ジャンクの速攻でオリヴァの脇腹に斬撃を加える事に成功した
オリヴァ
「ぐ…てめェは今吹き飛ばしたハズだろ」
ジャンク
「フッ…あんなのでくたばる訳ねェだろ。てか斬ったのに効いてねェのかよ!」
メディ
「あの…最期の世代の1人だよ。そこのパーマ男(ジャンク)も」
オリヴァ
「何ィ?てめェの実力で億超えで最期の世代の1人だってのかよ!?」
ジャンク
「へッ。肩書きでどうこう張り合うつもりはねェ。それに俺はスロースターターなんでな…次はお前は斬って確実に膝ま付かせてやるよ」
ザリー
「ジャンクてめェ!横入りすんなよ」
ジャンク
「今の俺らじゃサシは無理だ。我儘言わねェで協力しろザリー」
ザリー
「嫌だ!!横入りすんならてめェからぶっ倒すぞジャンク」
ジャンク
「じゃじゃ馬が過ぎんぞ。何でそうなる」
オリヴァ
「お喋りは良いんだよ!2人まとめてさっさと来いよ」
ザリー
「死ねやコラァ!」
ジャンク
「たく…仕方ねェ…」
ギリ…
手甲鉤を再び構えたジャンク
オリヴァ
「ヴァハハハ!ここで最期の世代2人を仕留めてストレス発散してやらァよ!」
ー帝都ベキンー
王宮前
行き交う人々は国を攻めて来た毒蜘蛛の一味により大混乱状態
兵士の負傷者達が運ばれていたりと慌ただしくなっていた
その王宮前にただ1人白髪混じりの男が呆然と佇む
白髪混じりの目つきの悪い男
「…面倒事ばっか起こしやがって…」
スタスタスタ………
背中には大きなハンマーを背負った白髪混じりの男は王宮内へと入って行く
行き交う人々
「おい!王宮内は今危険な状態だ!何をしに!?」
「毒蜘蛛の一味がまだ…!」
「兵士達も次々とやられているんだぞ!」
白髪混じりの目つきの悪い男
「………」
ー王宮の大きな中庭ー
皇帝の側近の1人ビシャモンと毒蜘蛛の一味のキャンディの対決
キャンディ
「はァはァ…まだやる気?おじいちゃん。さっきも言ったハズだけどウチの総司令官が来ている時点でおじいちゃんが幾ら強くても適う訳がないんだよ」
ビシャモン
「ほほほ。これは国攻めであってママゴトじゃないのでのォ。総司令官とやらがどれだけ強かろうが場所とやり方で幾らでもやりようがあるわい」
ズガガガッ!!
互いに激しい攻防が続いていた
ビシャモン
(…カクビの気配が消えおった…まさか賊にしてやられたか…?)
ビシャモンは異常なまでの見聞色の覇気の使い手であり、咄嗟にアポロンに仕留められたカクビの覇気の気配を感じ取っていたのである
キャンディ
「どうしたの?おじいちゃん…その沈黙は?」
ビシャモン
「ほほほ。昔馴染みが逝きおった…ただそれだけじゃよ」
キャンディ
「はァ?」
ビシャモン
「行くぞい」
シュッ…!!
ビシャモンは瞬を使い次の蹴りのタイミングを図る
キャンディ
「きゃはは!おじいちゃんの蹴りを厄介ね。超痛いし!!」
ビシャモン
「…本気で来い…」
キャンディ
「はじける右腕(キャンディファイア)」
ボッッ!シュルルッッ…!
右腕に炎を纏うキャンディもまた地面を油で滑らせ高速移動を可能としていた
ビシャモン
「ほほほ。能力の応用か」
バギィィ!!
両者の技は互いに喰らい合うビシャモンとキャンディ
キャンディ
「ぐゥ……は!」
ビシャモン
「…」
キャンディ
「くっそ!やっぱ強い…もう凄い痛いし…お腹はすくし…これって超ハズレくじじゃーん!」
ビシャモン
「ほほほ。腹が減ってるのか。捕まえたら何か馳走を用意させるかのォ」
ドガガガッ!!
両者の再び攻防が続く
キャンディ
「はァ…はァ」
ビシャモン
「もう息切れかのォ?若いのにだらしない」
キャンディ
「はァ…はァ。この国は何でこんな強い人達が多いのよー!!」
ビシャモン
「ほほほ。范の兵士は誰1人薄汚い賊に遅れを取る様な教育をしてないのでのォ。負けんぞい」
キャンディ
「何をォ!」
ビシャモン
「遊びは終いじゃ。次の一手で詰むぞい」
表情には出さずともビシャモンは静かに怒り、キャンディへと向かった
キャンディ
「遊び…??つまり今までのは攻撃は遊びだって事ォォ??」
(Android/Chrome, ID:dCglM62H0)
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