アマゾン

仲間一覧
486.荒れ狂う波のように彼女は歌う
 ┗11

11 :大業物(爆)
08/24(土) 15:05

リターン
「⋯⋯あ、いやすまない⋯それは困ったな⋯」

アイヴィ
「別にその奪った刀があんじゃねぇか、あいつら相当な貴族だったみてぇだしそれ結構上物じゃねぇか?」

リターン
「⋯⋯いや…私が持っていた刀は少しな⋯⋯」

アイヴィ
「?…そんなたけぇもんなのか?」

リターン
「⋯⋯いや妹とおそろなんだ⋯⋯」

アイヴィ
「は?」

リターン
「は?じゃない!妹とおそろだぞおそろ」


アイヴィ
「いや知らねぇよ!それがどうしたんだよ」

リターン
「妹とおそろの物を持つのがお姉ちゃんだろう?」

アイヴィ
「いやそうでもねぇと思うけど」

リターン
「あ、そうかお主にはまず私の妹の話をしていなかったな⋯私と8つ離れた妹はな⋯今海軍にいて最近ついに尉官クラスに昇か⋯」ブツブツ

アイヴィ
「いや知らねぇ!興味ねぇ!聞いてねぇ!」


リターン
「本当に律儀で真面目で可愛い子でな⋯お姉ちゃんとしても鼻が高く⋯」ブツブツ

アイヴィ
「構わず喋り続けんな!!」


リターン
「⋯⋯ともかく大事な刀なんだ⋯協力してくれないか」

アイヴィ
「⋯つってもなぁ⋯あたしら曲がりなりにも誘拐された身だぜ?何処に連れてかれたのか分かんねぇしよ」

リターン
「ふむっ⋯たしかにそうだ」


アイヴィたちに助けられた演者A
「姉ちゃんたち、ここはパクラ列島だよ」


アイヴィ
「パクラ列島?知ってるか?」

リターン
「知らないな⋯あいにく私は北の海出身じゃない」

アイヴィ
「あたしもだよ」


演者A
「⋯わかりやすく言うならあんたの刀とやらはもうこの島にはねぇよ」

リターン
「なんだと⋯」

アイヴィ
「じゃあ何処に行ったんだ?」

演者B
「ここからだと貿易の都、テシレイアだろう」

アイヴィ
「あーそれなら有名だな⋯こっからすぐ行けるのか?」

演者A
「いーや直接行っても1週間は掛かるな」

リターン
「遠いな⋯」

演者B
「ここはそういう人気のねぇ辺境の場所ってことだ⋯だからこういうことが横行するしたまにこいつら"北の華族"が現れてはこの余興を開催するのさ」

演者A
「まぁあんたたちはその大元をやっちまったみたいだが⋯キッドアイラーク家ってのは他にもお偉方がいてな⋯あんたらは恐らくマークされた⋯早く次の追手が来る前に逃げたほうがいい」


アイヴィ
「どのみち出なきゃなんねぇのか⋯」

リターン
「ふむ⋯思ったが船はあるのか?」

演者B
「街にいきゃあ次の島に行けるくらいの船はレンタルできると思うぜ」


アイヴィ
「生憎だがあたしは金がねぇ」


リターン
「右に同じだ」

???
「お困りのようね」

アイヴィ、リターン
「!」

???
「わたくしが助けてあげる!」

ドン!

To Be Continued
>>13

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
[削除][編集]



[戻る][設定][船長専用]
WHOCARES.JP