クソが。こんな事で。
どうせオレは、何時も誰の支えにもなれねえ。そんな事なんざ、とっくの昔に解ってただろ。
なのに、ここ暫くの間で随分調子乗っちまう位には飼い馴らされていたらしい。
今更ながら訪れる、マイナスが脳内を駆け巡るたびに反吐が出る。何時からこんなに脆くなったのか。
誰に向かってか伸ばし掛けた手を引いて、助けてくれと吼えそうになった音を飲み込んで。
何事も無かった様に舌を噛む。
記憶力なんて有っても無くても変わりゃあしねえと思っていたが、実際問題そうでもないらしい。
残る物が多い程、蘇る時間も事柄も多い。…酷な話だわ、マジで。
×××××
理由に心当たりは一つもねえ。ただ、妙に虫の居所が悪い。
…アー、頼むから静かにしろ、若松。さつきも今日は都合悪いとか言ってたし、どーなってんだ。
朝からついてねえと思ってた。
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