直前で怖くなった。
漸く事の本質に気が付いて、足が震えた。でも今更逃げられやしないから、せめて、と祈って。…終わり。
誰にも言えやしない。こんな事ばかり増えていく。塗り付けた嘘と重ねた冗談の山が、何時か雪崩を起こすんじゃ無いかと冷や汗が止まらない。多分、その時が本当の終わり何だろうなあ。
今吉は車の免許を取り始めた。身分証欲しさにバイクは取ってたから、座学は免除されるんだとか。就職で普通免許が必要なオレは未だ登録にも行ってないし、取得する気もさらさら無い。某ゲームで自分の運転技術の乏しさには諦めた。駄目だ。向いてねえ。
彼奴は今日も今日とてオレを甘やかす。
明日バイト終わりに会うけれど、態々オレのバイト先まで迎えに来るらしい。手間だろうから駅まで行くと言ったのに。どうせ駅に行くのに。「オレが会いたいだけやから」、何て言われたら断れない。
じわりと、毒を盛られるみたい。