罪悪感に潰されて、伝えてしまった。
「安心した」何て狡いじゃないか。隠し通した事に、欺く事に申し訳無くなって、つい口を開いてしまう。
でも世界は案外優しいらしい。「御免、」「ええよ、聞かせてくれただけで嬉しいわ。おおきに」って笑う。優しいのは知ってたけど、驚いた。ちょっと鼻奥がツンとした。
それからはずっと心配された。嗚呼、嫌だ。こう言うのが嫌なんだ。申し訳無い。何度謝っても「気にせんとって」「迷惑は掛けてええんやで?」「お前の力になりたいやん」って返ってくる。それが尚更申し訳無い。御免、御免。面倒臭いよな、御免な。もう大丈夫だから。
こんにちは、胃酸。