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1082.Without noticing.(背透/R20)
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緑間真太郎
2018/05/07(月) 22:28
アイツのいない間に。
埋める手段を他に持たない訳ではないが、以前に勧められた事があったなと思い返してそのまま筆を執っている。
近頃、アイツにはこことは異なる場所で言葉を綴ると宣言していたので約束を違えた事にならないかと僅かばかりの懸念はあるが、こうして紡ぐ言葉もいつかの時にアイツの目に触れるだろう。報告が先か、指摘を受けるのが先か、恐らく後者ではないかと思うがどうだろうな。
この場所を教えるつもりがあまりない、かと言ってひた隠しにしたい訳でもない。気持ちを雄弁に語るあの眼差しは機能面でも優秀なのだろうか、果たして。
こんな風に日記を書くのは何時振りになるだろう。真新しい日記帳を手にし、学習机へ向かったあの日。そのさらさらとした手触りを楽しみながら頁を埋める行為自体が好きだった。
だが長続きはしない。紙に向かう時間は日記帳にではなく小説に割り当てられる様になり、日々の記録を言葉に落とし込む時には紙面に書き起こさず他者に口語で伝えるばかりとなるからだ。
書く楽しみは知っているものの、自身の記録を残して読み返す事に意義を感じられなかった。日記を書く事にはメリットがあるのだとされている事は知っているが、それはゴーヤが健康に良いとされている事を知りながら食べない事と少しだけ似ている。
…オレはあの食べ物が苦手なのだよ。あの苦味では敢えて食べようという気にはなれない。
アイツはゴーヤを食べるだろうか。あまりイメージにはないが、もし食べるのなら今後オレの皿に乗せられたゴーヤの良い行き場となるだろう。
話が逸れてしまった。
つまりは、どの様に記すのが日記として適当なのかという事を考えているのだよ。明確な答えはないのだろうが、指針は必要だろう。
まず、語り掛けるような文面になっているが誰に向けたものなのか。未来の自分か、見知らぬ他人か、或いはいつかここを見るだろうアイツにか。
他人に語り掛けるのも不自然に思えるが、未来の自分というのも漠然とだが気持ちが悪いな。仕方がない、妥協案として未来の自分を見知らぬ他人と捉えて語り掛ける事としよう。
しかし、そうして今の心境、状況を書き記したものを一体誰が読むのか。需要はどこに。
無価値に思えてならないが、自らの為に良いという何処かで聞いた日記のメリットをそろそろ確かめてみるのも良いだろう。ゴーヤと違って日記を書く行為自体には親しみと楽しさがある。
……あまりにゴーヤばかりを責めていては可哀想に思うので敢えて言うが、オレはパクチーも好かん。アレは匂いだけでもう駄目なのだよ。
パクチーを美味しく食べられるという者は本当に凄い。味覚というものはこれ程に個人差があるものなのだなと体感させられる良い実例だと思うのだよ。
オレは日記というものに親しみがないので、日常では国語の宿題にある小論文、意見文など、堅いというのか、目的のある文章しか書く事がない。
それ故こうして自分の事について、或いは自分の周囲の事について、自由に文章で語るというのは難しいものだ。少しずつ慣れていくしかないだろう。
日記の内容としては日常的な記録、そして恋人であるアイツの話を主に綴る予定だ。
愛しいあの馬鹿。
今日もお前がどうか、無事に帰宅出来ます様に。
00:08/追記 今晩はもう寝てしまわなくてはならないのだよ。残念ながらアイツの帰りは待てなかった。今日も努めて動き回っていただろうアイツが、きっと無事に帰宅し、ベットで休める事を願う。おやすみ、今日もお前の事を愛している。
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