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1103.水彩。〆
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紫原敦
2018/06/25(月) 01:54
昔からとてつもなく苦手なことがある。何でもないこと、きっと皆が何とも思わないでやったりすること、見ていたりするもの。
それが室ちんとお揃いだったからオレ達は本当に一心同体だったのかと思った。相手の色に染まるっていう言葉があるけど、そんなのじゃなくてずっとそうして来た事をただ話してみると同じだったりする。変なの。
だけど欲情に始まりバスケの神様への感謝で終わるのは意味わかんない。それが一番オカルトだし。やっぱり室ちんは変だ。
でもね、オレは思うんだよ。
似ているところがあっても本当は室ちんの方がずっと優しくて大人で暖かくて柔らかい。似てないところも、多分たくさんあるんじゃないのって。じゃあそれでも室ちんの隣に相応しくあるには、どうしたら。
一人で考えたって答えが出るわけがないのに、延々と脳内サミット。苦しんでも悩んでもいない、単純に室ちんで頭が満たされてる。それだけ。
そして怖がりがばれた。怖がりじゃないオレでいたかったのに。だって室ちんはどこにも行かないでオレの傍にいてくれてる事くらい、分かってたんだよ。怖くなんかなかった。それなのにばれた。
少しでも泥みたいなものを付けたオレの姿を見ると、室ちんは全部綺麗に拭ってくれんだよね。綺麗にして、しゃんとするように前を向かせてくれる。他愛ない話の中で室ちんはお母さんみたいだって言ったら、こんな大きな息子を生んだ覚えはないって笑ってた。笑い声が擽ったかった。好き、だなぁ。
肌寒い夜には室ちんの部屋に押しかけるに限る。
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