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シュク、ロッカゲツ！
お前は俺ので、俺はお前の。


もう半年経ったんだなぁ。しみじみそう思う。
いつだったか。言ったことがあると思うがー…今の俺には、木吉がいるってのがある種“当たり前”になってて。だから、たまにお前がいなくて会えない日があると、ふとお前と出逢う前の俺を思い出そうとすんだ。けどな、もう全く思い出せないんだわ。二人でいる事だけが充実した時間ではないはずなのに、一人で居たって楽しい時間は作り出せるはずなのに。その方法が分からない。俺、どうやって一人の時間を過ごしてたっけ？って。…つまりは、これってさ、お前と居て、初めて俺は俺になんだ。一人じゃきっと未完成で不十分で…あぁ、半人前？この言葉がすげぇシックリくる。お前がへらへら笑いながら「ひゅーがー」って呼んで隣に居てくれてやっと一人前。いや、俺は半人前以下なんだろうよ。お前が補っててくれる・俺の支えになってる部分がすっげぇ多いと思うから。って、褒めすぎか(笑)なんつーか「あぁ、侵食されてってるな」と。悪い意味じゃねぇよ？嬉しいんだわ、この蝕まれてってる感じが。依存なんか、するべきじゃねぇとは思う。でも、もう完全に、俺はお前にガッツリ依存しちまってる。まぁ、当たり前だよな。だって、一緒に居て一ヶ月やそこらの時点で、一人での過ごし方をバカみたいに忘れちまってたんだから。こうなる事は必然、ってわけだ。


でも、この必然ってのが、半端なく厄介だ。
お互いが、お互いを好きすぎてっつーか、そんなんで俺等はこないだ、ちょっとしたいざこざがあったよな。配慮やら諸々が足らなかった俺が話したある事に、お前は嫉妬した。ここまではたぶん、日常茶飯事までもいかねぇが、それなりに起きてる事。でもその嫉妬を表に出す事はお互いなかった。から、こないだ、木吉が不機嫌になって、素っ気なくなった時。…すげぇ焦った。嫌われたか、愛想つかしたか。別れなきゃなんなくなったらどうしよう。木吉がいなきゃ、俺もうダメなのに。離れたくねぇ。って女々しいったらねぇ。今まで、お前が素っ気なくなった事がなかったから余計にってのもあったんだろうが、やっぱり…お前が好きすぎて、お前に依存してるからこんなにも悩んだんだと思う。弊害、ってーの？そうなんじゃねぇかな、と。


依存して、その弊害が出て。こう言うと何か、悪い事みてぇに感じる。でもそうやって色々ぐだぐだ考えても、だ。結局はただ単に、好きなんだよな。お前が好き。そんだけ。出会って、好き合って、付き合って。あぁ、もう今は夫婦予備軍なんだっけ。式の日取りも決まったしな。…やっぱ、何だかんだで楽しい事ばっかだ。好きで好きで堪んねぇばっかだ。だから、何があっても二人で乗り越えてきゃ、いいよな。


半年経とうが、好きな事に代わりはない。増えてくだけでな。
お前もそうなんだろ？なんて、得意気に言ってみたりもするが、すげぇ感謝はしてんだぜ。一緒に居てくれてありがとうな。これからも、もっと一緒にいてくれよ。な、一緒に楽しんでこーぜ、旦那様。