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146.ネヘレニアの涙ひとつぶ(背)
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黒子テツヤ
2013/03/15(金) 00:00
あちらこちらと飛び回っているうちに、この日記を気に留めてくださった方が、何人か。
誰かに少しでも言葉が届くように、一瞬でも、その心に触れることができたのだとしたら、それはなんて幸せなことなんでしょう。
お返事は、ゆっくり、させていただきたいと思います。
ひとつひとつの大切な言葉の波へ、柔らかくその水面に溶けいることができるように。
ふれる、というのは本当に不思議な行為ですね。
頬に触れる、髪に触れる、指先に触れる、唇に触れる、心に、触れる。
いずれもとても難しくて、とても愛おしくて、一度でも、触れることが出来たのならそれはなんだか泣きそうで。
優しく心が、泣くように。
棘が刺さって痛いのに、それでも触れたその場所は暖かくて、離したくなんてなくて。
いばらにこころを裂かれながら、人はその痛みを腕に抱きながら、誰かに触れるのを、やめようとしないのですね。
愛おしい愛おしい、あなたのために、ボクのために、誰かのために、痛みに耐えて、今日もまた心の涙が水面を揺らすんです。
その触れた波紋が少しでも、穏やかであればいいのにと、水底に沈むボクは願うんです。
(さて、その涙の色は?)
(嗚呼わかりません、わかりませんとも。ボクにはとても、とても。)
(誰かが流す涙のうつくしさに惹かれるボクは、自分の涙の色は、もう見えなくなってしまったのです)
触れたいと願う心が流す、その愛しさの、嗚呼それはなんて、なんて。
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