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146.ネヘレニアの涙ひとつぶ(背)
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19 :
氷室辰也
2013/03/25(月) 02:05
「だからなに?」といわれてしまえばそれまでだけど
それでもきみのひとことは、時々すごく、俺の心を抉るんだ。
きっときみにはわからないし、きみにはそのままでいてほしいと思っているけれど。
それでも抉られた俺の心は、いつまでも血を流し続けるんだよ。
言葉の刃っていうのは、俺が思っているよりも深く強くて鋭くて、簡単に人の心を抉り取ってしまうものらしい。
きみはつよくてきれいで明るくて、いつでもまるで太陽のようだと思うんだ。
陽だまりのなかで笑っているきみは、好きな人に一生懸命なきみは、とてもきれいで愛おしい。
それでもその真っ直ぐな言葉は、曲がり切ってしまった俺の心には猛毒のように響くんだね。
それが悲しくて、でも、とても愛おしいんだ。
その猛毒が、いつの日か曲がった俺の心を溶かしてどろどろにして、またいつの日か、真っ直ぐだった日の心に戻してくれるのかな。
俺のそばで笑うきみたちが傷つかないように、
傷つけられて血を流す心臓を押さえつけながら、今日も俺は笑うよ。
俺のそばで笑ってくれるきみたちが愛おしくて大切だから、
俺はきみたちのために今日も歌を歌うよ。
(飛べない金糸雀にはなりたくないから。)
(いつだって俺は、空を夢見る魚でありたい。)
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